巨人V9時代を支えた、偉大なる元プロ野球選手の長嶋茂雄氏と王貞治氏。ミスターこと長嶋氏は、現役引退後、タレントとしてバラエティ番組にも引っ張りダコだった時期もあり、どこか天然で、大雑把でおおらかなイメージ。対して王氏の巨人、ダイエー監督時代はとても短気で、常にベンチではカッカしていたと振り返る教え子は多いようなのだが…。
長嶋氏と王氏の後輩にあたり、V9時代にはリードオフマンとして活躍した、元プロ野球選手の柴田勲氏が、日本プロ野球名球会が運営する公式のYouTubeチャンネル〈日本プロ野球名球会チャンネル〉に出演。実は、周囲が抱いている、長嶋氏と王氏の印象は真逆なのだと意外な発言をしている。
同チャンネルの7月4日付け投稿回〈【巨人 赤い手袋 柴田勲】負ける気がしなった 巨人V9時代の秘話!王さん、長嶋さんのイメージは真逆<日本プロ野球名球会>〉を観ると、「王さんの方がおおらかで、長嶋さんの方がシッカリしている」と柴田氏。ゴルフを例にとり、「王さんは“スコアつけといて”」と、柴田さんに任せてしまい、「長嶋さんはスコアは頭の中に入ってる、人のスコアも覚えてる」とし、王氏のほうが大雑把だと言うのだ。
この回では他にも、我々ファンから見れば十分にレジェンドの柴田氏が「雲の上の人」と称する長嶋氏から試合前にはよくランチに誘われていたといった話や、一見「O・N」の打撃力で打ち勝ったイメージの「V9」だが、実は守備力で守り勝ったものだと柴田氏が主張するなど貴重な話の数々…。
長嶋氏、王氏を招いてのクロストークとなればまさに神回中の神回だろうが、いやはやこれでも十分に見ごたえのある回であった。
(ユーチューブライター・所ひで)