「新シリーズのロケはオリンピックが閉幕した8月中旬から行われる予定です。感染症の猛威やパンデミックを盛り込むなど、現実のコロナ禍を反映した作品になるようです」
ドラマ関係者が打ち明けるのはテレビ朝日系で今年10月にスタート予定の「ドクターX」。12年から続く人気ドラマのシーズン7で、米倉涼子の出世作として知られている。
「このコロナ禍では、緊急事態宣言の発令などで大規模な撮影が土壇場で中止になったケースも珍しくありません。オリンピック・パラリンピックの開催によって都内の感染者数がどのように推移していくか、予測がつかない状況。『ドラゴン桜』(TBS系)のように、大規模なロケは都内を避けて関東近郊で行われると聞いています」(前出・ドラマ関係者)
すでにドラマの公式サイトでは、内田有紀、岸部一徳、西田敏行らおなじみのメンバーの“再結集”が告知されている。
そんな中で、シリーズ開始当初から作品に関わってきた“大物”の名前がクレジットから消えたと話題になっているという。
「オスカープロモーション(以下オスカー)の前社長で現会長の古賀誠一氏です。そもそも『ドクターX』は当時売り出し中だった米倉に看板作品を作りたいという古賀氏の意向もあってスタートした企画。そのため、これまでのシリーズでは『企画協力』の欄に古賀氏の名前がクレジットされていたのが、今作ではすっぽりと抜け落ちているんです」(前出・ドラマ関係者)
米倉涼子がオスカーを退社して新会社を設立したのは20年4月。前所属事務所の会長が作品を離れてしまうのは、当然の成り行きかもしれないが…。
「これまでテレ朝は米倉の出演料とともに、いくらかの企画料をオスカーに払っていたので、オスカーにとってはキツいでしょうね。また、古賀氏が完全にドラマから手を引くとなれば、これまでのように売り出し中の女優をバーターで出演させることも難しくなりそう」(芸能関係者)
完全独立で再スタートを切った新シリーズを成功に導けるか!?