時に、1枚の写真が放つ艶っぽさには時代を超えた輝きがある。艶大賞「写真集・グラビア部門」は、グラビア評論家・徳重龍徳氏が選んだ上半期の傑作ショットを徳重氏の解説付きで見て行こう(以下、語りの部分は徳重氏)。
元フジテレビアナの大島由香里は、2月22日に初の写真集「モノローグ」(講談社)を発売。即重版となったことで大きな話題を呼んだ。大島とこの写真集について「フジテレビ時代から凛としたたたずまいで人気でしたが、37歳になってもその美しさは変わりません」とのことだが、水着や“セミ脱ぎ”、レオタード姿ときっちり肌見せも多いとか。しかし、何より艶っぽさを生み出しているのは、「写真から伝わる品と、少しの恥じらい。アナウンサーの写真集では屈指の出来だと思います」
19年には元スケーター・小塚崇彦氏と離婚したが、1児の母として、体ひとつで勝負する気迫が伝わってくる。
アサ芸でもおなじみの森咲智美は、4月30日に初のビジュアルブック「プラトニック猥談」(主婦の友インフォス)を発売。“日本一艶っぽすぎるグラドル”の真価は発揮されたのか─。上品か下品かでいえば、下品な艶っぽさで売れてきたグラドルだと評する徳重氏によれば、「今回のビジュアルブックのような、いかがわしい感じは合っていると思います」とのこと。そう、一応の評価をしながらも、インスタグラムのフォロワー400万人を誇る森咲だけに、要求は高くなる。徳重氏によれば、SNSでもほぼマッパと言える画像を掲載しているので、肌見せのありがたみがまるでないという。「中途半端なグラビアでなく」やるならば全脱ぎになる時期だという。昨年の写真集「Utopia」(ワニブックス)では、透けバストトップらしきカットもあっただけに、次の一手に期待したい。
電子写真集で健闘したのは、ハーフのミッシェル愛美だ。その名も「令和の黒船」(講談社)と題して、Gカップのバストを含む99%脱ぎを披露。掲載した雑誌の売り上げが軒並み15%アップするという旋風を巻き起こす。
遅咲きの花を咲かせた松本まりか(36)は、6冊目の写真集「MM」(マガジンハウス)で攻めた。「松本まりかといえば『あざとかわいさ』ですが、それは男性側の気持ちをきちんと汲めるからできること」と指摘する徳重氏によると、松本の食い込みヒップのワンピース水着、ストラップのみで胸を隠すショット、T型着衣などのショットを例にあげ、「『こういうの好きなんでしょ』と訴えるような魔性の女っぷりがすばらしい。きちんと自分の需要をわかった上での写真構成で、ほかの女優もぜひ見習ってほしいです」とのことだ。
続いてはグラビア部門。朗報と呼べるのが、浅田真央の姉・浅田舞が6年ぶりにGカップを解禁したことだ。5月10日に発売された「週刊プレイボーイ」では、バスト渓谷を強調した表紙だけでなく、背中がザックリ開いた衣装にT型着衣など“過去最高の妖艶さ”を存分に発揮した。
被写体としても注目度が急上昇しているのは、モデルのトラウデン直美。2月に「フライデー」で披露した「人生初グラビア」が大反響となった。「慶應大学在学中で報道番組にも出演する才色兼備。どちらかといえばお堅いイメージもあった」だけに、初グラビアから渓谷を見せた写真が多いことに「驚きました」とのことで、「ふだんと違い、グラビアでは彼女自身が持つ柔らかさも出ていますし、このグラビアで彼女のファンになったおじさんたちも多いのではないでしょうか」と評した。コメンテーターとしては硬派だが、胸の渓谷は「ぽよよ~ん」の一語に尽きそう。
最後に先取りで、8月に初の写真集発売を控えるフリーアナの鷲見玲奈についてはどうか。
「ファンの注目は水着があるか否かの一点だと思います」と指摘するが、「週刊プレイボーイ」の先行グラビアではタンクトップ越しのバスト渓谷や、胸のフォルムが強調されるヘソ出しニットはあるものの、肌見せという点では「これまでと同じ」だという。あえて肉づきをよくして撮影したという写真集の本編では、「ぜひ」セパレート水着姿を「期待したいところです」とのことであった。