多くの「バス旅」系番組を抱え、今やテレビ東京旅番組の看板になった太川陽介また新たな旅企画がスタートした。8月11日に放送された「水バラ」の「夏の箱根で激突! BINGO対決旅」である。
このBINGO対決旅は太川チームと相手チームの対決方式を採用。ビンゴカードのマスに書かれた名所・名物を体験してマスを埋め、相手より先にビンゴ成立を目指す。移動はバスや鉄道など公共交通機関のみ。「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅陣取り合戦」を発展させたようなルールだ。
「激しいマスの奪い合いが行われ、目まぐるしい展開になり見応えがありました。陣取り合戦よりテンポがよく、見ていて飽きないと評判です。また箱根の名所や名物がたくさん登場したので、観光ガイドとしての役割も果たしていました。太川の旅番組は勝ち負けが重視されるあまり、旅番組らしくならないことが多いので、珍しい内容になったと思います」(テレビ誌ライター)
ネットには視聴者から「旅気分が味わえた」「カードの奪い合いなど戦略もあって面白かった」との声が上がっている。概ね好意的な意見のようだ。
「一方で太川ファンからは不満の声も出ています。今回、箱根が舞台ということで交通の便がよく、“歩き”が少なかったんです。太川が苦しむシーンはほぼなくて、それが残念だというんです。昔からの太川ファンは太川が悩み、苦しむ場面が見たいんですよ(笑)」(前出・テレビ誌ライター)
「第2弾」が放送される時には、“太川の歩き場面”が好きなファンの期待にも応えるような内容となるかどうか。