「今まで、行くとは一度も言っていない」
こう不満を漏らす日本ハムのダルビッシュ有(25)だが、アメリカではポスティングシステムによるメジャーリーグ移籍がもはや決まったかのような過熱報道が繰り広げられている。
「入札への参加が予想されるのは6球団前後です」
と語るのは、米在住ジャーナリストだ。
「今オフのメジャーFA市場は、投手の人材が低調。ア・リーグ優勝決定戦に出場したレンジャーズの左腕エース、ウィルソンが一番の目玉と言われるぐらいで、駒が少ない。ダルビッシュは、ウィルソンに次ぐ2番手の評価ですよ」
まず、獲得に熱心とされるナショナルズは、元巨人のジョンソン監督が、「(本拠地の)ワシントンは米国の首都。彼にふさわしい場所だ」
と発言し、地元紙も、
〈イラン人を父に持ち、他の日本人選手とは違った環境で育ってきた。精神面でも井川、松坂とは違うと見ていい〉
と獲得をあおる。かと思えば、米紙「USA TODAY」の名物記者がツイッターで〈レンジャーズが交渉権を獲得するだろう〉とつぶやいて話題になった。
さらにその一方で、スポーツ専門放送局「ESPN」の記者が〈獲得競争でトップを走るのはブルージェイズ〉という記事を発表。8月末にはGMが来日し、視察している。
資金力豊富なヤンキースも、日本人選手獲得をダルビッシュに一本化。楽天・岩隈久志(30)、ソフトバンク・和田毅(30)は、獲得リストから外れる公算が高いという。前出・ジャーナリストが解説する。
「スカウトが毎試合見ているのはナショナルズとレンジャーズ。前者は以前から、日本のマーケット開拓のため、日本人選手を欲しがっている。ブルージェイズは球団幹部がタンパリングすれすれの『興味ある』発言をしました。ダイヤモンドバックスとエンゼルスも候補にあがっています。エンゼルスには、ダルビッシュの代理人であるアーン・テレム氏が松井秀喜(37)、高橋尚成(36)を送り込んだ実績があり、球団とは近い関係にある。ただ、チーム事情的には先発投手よりも打者を補強しないといけないのですが。ヤンキースは10月末でキャッシュマンGMとの契約が切れる。もし新GMが就任した場合、編成方針が変わる可能性はありますが・・・・」
そんな熾烈な争奪戦が決着する入札額は、4000万ドル(約30億8000万円)と予想されている。資金力なら本来、ヤンキースが圧倒的ながら、
「上原浩治(36)、建山義紀(35)が在籍するレンジャーズが『隠れ本命』と言われています。ウィルソンの引き止めに失敗したらエース不在となり、資金も確保できる。最も獲得の必要性がある球団」(米紙関係者)
契約に至った場合、6年総額6000万ドル(約46億2000万円)が支払われるとされる(入札金と合わせて、総額77億円!)が、ダルビッシュの父・ファルサ氏は親しい知人に、「円高が続いているから、今メジャーに行ったら(換算レートで)損をする。円高を何とかしてくれ」
と複雑な気持ちを吐露しているのだという。
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