今年で8年目を迎えた「緊急取調室」(テレビ朝日系)からは天海祐希(54)に登場願おう。このベテラン刑事、いや女優が本腰を入れて取調を行っている捜査対象とは?
テレ朝関係者が打ち明ける。
「天海さんはインタビューなどでは数字は気にしていないと話しているが、かつて『離婚弁護士』や『BOSS』(共にフジ系)など頼れる上司役で数字を稼いでいただけに、視聴率へのこだわりは生半可ではありません。台本に関しては脚本家に任せているものの、特にこうしたシリーズドラマではゲスト俳優によって数字が浮沈する。それだけにハンパなゲストを招いた回では『ゲストが物足りない』とクレームをつけるほど」
今シリーズも桃井かおり(70)を迎えた初回視聴率こそ14.7%と大躍進したが、その後はジリ貧となっている。
「その彼女の最大のライバルになっているのが『ドクターX』(テレ朝系)で視聴率を荒稼ぎする米倉涼子(46)。小日向文世(67)、でんでん(71)、田中哲司(55)など名優揃いの『緊急取調室』の現場には、天海さんがサンドイッチを差し入れするなどチームワークは抜群です。しかし『ドクターX』や大門未知子の名前を口にするのはタブーになっています」(テレ朝関係者)
再び「視聴率女王は私」と胸を張れる日が来るか。
その米倉も舌を巻く相手が黒木華(31)だという。
「2人が共演したのは19年放送の『疑惑』(テレ朝系)です。松本清張原作のドラマで、保険金殺人事件の容疑者と担当弁護士がメインキャスト。当時の米倉さんは『女優としての幅を広げるためにいろんな役を演じたい』と『ドクターX』への出演をかたくなに固辞していただけに、悪女ではなく新キャラ獲得のため弁護士役を選択した」(芸能デスク)
初顔合わせのドラマは女同士のキスシーンが盛り込まれるなど、2大女優の演技対決が見ものとなった。
「役柄では『私、失敗しないので』と強気な米倉さんですが、実際には『あれでよかったのかなぁ~』と自分の演技には自信が持てないタイプ。このドラマの収録後も『私、負けたかも』といつも以上に落ち込んでいた。なんでも黒木の迫真の悪女っぷりに終始圧倒されたようで『あの子なんなの? 魔女っ娘なんじゃない』などとコボしていたそうです」(芸能デスク)
この秋「ドクターX」シーズン7の放送が予定されているが、黒木のゲスト出演だけはなさそうだ。