暴力事件で日本ハムから無期限出場停止処分を受けた中田翔を、無償トレードで巨人が獲得したのは、8月20日。その2日後、巨人のYouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉が、〈ミスターが激励!〉と題して投稿。同日に開催された対横浜DeNAベイスターズ戦において、東京ドームに訪れた長嶋茂雄終身名誉監督が中田を激励する様子が映し出されている。
「オリンピックでは大役をご苦労様でした」と、王貞治氏、松井秀喜氏とともに東京オリンピックの開会式に登場した長嶋氏を労った原辰徳監督が、「今日は中田が来ております」と長嶋氏の前に中田を呼び寄せると、「ボクがミスターから教わったことを、ちゃんと教えます」などと身振り手振りで、熱く語りかけたのだった。
一方、同日の22日、今度は〈【原辰徳監督】読売巨人軍の原監督が中田翔選手について語る!〉と題した投稿がネット上に公開された。中田に対して、「彼とボクとは、野球人としてだけではなく、人間として信頼関係があると思っていて…。栗山(英樹)監督から相談を受けました。その経緯等々は、ここで語る必要はないでしょう」と語ったのは原監督…ではなく、巨人のユニフォームに袖を通し、原監督の特徴をつかんでソックリに語る、ものまねタレントの神奈月だった。 YouTubeチャンネル〈神奈月のカンチャンネル〉でのことである。
さらに、「年齢的には、坂本の1つ下であり、菅野、丸、小林らと同級生であるなど、チームの中心選手と同世代であるということは、私にとって好材料であったと…」と、神奈月の、原監督ご本人の弁かと思わせる言葉の数々が続く。
これには、〈口調、仕草、迫力といい、まさに原監督ですね!〉〈話し方、言葉の切り方、声のトーン、本当に絶妙です(^^)〉〈本物の原監督のインタビューは見てないんですけど…………なんか納得しました〉と、視聴者から絶賛のコメントが相次いだのだった。
責任ある立場から、直接口にはできないようなことも、今後は神奈月が原監督に代わって“代弁”してくれたりして?
(ユーチューブライター・所ひで)