巨人・坂本勇人の守備が「何かおかしい」ともっぱらだ。
「19年から3年連続ゴールデングラブ賞を受賞している坂本の昨季の失策は『4』。それが今季は4月27日時点で『5』と、既に前年を上回っており、規定打席到達者の中で失策王となっています」
首をひねりながらこう解説するのは、スポーツ紙デスクだ。
「4月15日の阪神戦(甲子園)では、体調不良で欠場した岡本和真に代わって4番を任され、先制打を含むマルチ安打と活躍しました。一方で守備は実に6年ぶりとなる2失策を記録。これが原因となって、4─1で敗れる結果となりました」
27日のDeNA戦(横浜)でも5回裏、桑原将志が放ったライナー性の打球を捌ききれない場面があった。記録は「ヒット」で失点にも結びつかなかったが、通常の坂本であれば難なく処理してもおかしくない打球。巨人ファンからは「坂本、集中力だいじょうぶ?」の声が上がっていた。
そんな中、元巨人・岡崎郁のYouTube「アスリートアカデミア」に、シーズン中にもかかわらず原監督が出演。坂本の意外な一面を明かしている。スポーツライターが言う。
「『ここだけの話だけどさ』とした原監督によれば、坂本はもともと愛煙家で、開幕時に脇腹を痛めて登録を抹消された際、『もうタバコはやめなさい』『アスリートにタバコは似合わない』と、強めの文章でLINEを贈ったのだという。坂本はこれに『わかりました』と返信したそうなのですが、後日、『これはタバコじゃないんです』と電子タバコを見せてきて、原監督は呆れ返ったのだとか。今は完全禁煙中らしく、原監督も『今、闘ってると思いますよ』という状況。野球関係者の間では『ニコチン切れ?』と失策の原因を揶揄する指摘もあるそうです」
敵と戦う前に、誘惑との闘いもあったとは…。