10月期の放送から大幅なリニューアルを敢行するテレビ朝日系「報道ステーション」。NHKを6月末に退職した大越健介氏がメインキャスターに就任するほか、入社2年目の渡辺瑠海アナが加入し、入社直後から5年半出演していた森川夕貴アナは降板し「スーパーJチャンネル」に異動する。
こうした中、同番組内で“微妙な立場”を強いられるのが現MCである富川悠太アナとフリーアナの徳永有美だという。
「富川アナは前任の古舘伊知郎を継いで16年春に就任。徳永は18年秋に『13年ぶりの報ステ復帰』として鳴り物入りで就任しました」と語るのはテレビ関係者。
大越氏がやってくることで、2人の肩身が狭くなるのは避けられないようだ。
「両者とも『金曜MC』としてかろうじてMCの座はキープしているものの、富川アナは大越氏が入ることで他の曜日は現場リポーターに“格下げ”。そんな彼を巡って、早くも『大越氏に対してわだかまりを抱いている』との報道も出ています」(前出・テレビ関係者)
心中察するに余りある富川アナ、と言ったところだが、奮起を促す向きもあるのだとか─。
「前MCの古舘が8月放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に出演した際、富川アナへのエールと解釈できる発言が飛び出したんです」(前出・テレビ関係者)
いったい、その発言とは。
「前番組の『ニュースステーション』でMCを務めた久米宏について、番組引き継ぎ時に“古舘を無視するかのような態度”を冗談っぽく語ってみせたことから『イヤな人だな~』と思っていたと振り返ったんです」と前出のテレビ関係者。
続けて古舘は久米への感謝を語ったという。
「もっとも、そのおかげで古舘は久米に負けたくない一心で報ステに打ち込むことができ、現在では久米に感謝しているとも明かしていたんです。つまり久米への恨み節は『大越氏へのライバル心を糧にして頑張れ』との富川アナへの遠回しな激励ですよ」(前出・テレビ関係者)
富川アナの奮起に期待したい。
(川瀬大輔)