フリーアナウンサーの古舘伊知郎がTBS系ドラマ「下町ロケット」に出演して話題を集めている。
古舘は91年放送のNHK連続テレビ小説「君の名は」以来、約27年ぶりに俳優業に挑戦。劇中では経営難に追い込まれた下町の町工場・佃製作所の前に立ちはだかるライバル企業で、「安さは一流、技術は二流」をスローガンに新規の顧客に食い込んで急速に業績を伸ばしている小型エンジンメーカー「ダイダロス」の社長・重田登志行を熱演するのだ。
「『下町ロケット』といえば、15年には元フジテレビでフリーの高島彩も女優として出演して話題になりました。古舘も高島同様、その演技は業界内でも評価されたようです」(スポーツ紙芸能デスク)
近年は元フジの加藤綾子が本格的に女優業に励むなど、アナウンサーの俳優、女優業進出が目立つ。
「番組制作費の縮小による出演料の低下など、フリーアナウンサーを取り巻く環境も年々厳しくなっていますからね。他ジャンルへの参入は自然の流れでしょう」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
今やお笑い芸人が俳優業を兼任するのは当たり前の時代だが、アナウンサーも右へならえのようだ。
(しおさわ かつつね)