建前忖度一切なし、本音トークが持ち味よ、と言わんばかりに女優の真木よう子が語りまくった。去る9月21日深夜放送のバラエティ番組「太田上田」(中京テレビ)にゲスト出演した際のことだが、冒頭からMCの爆笑問題・太田光とくりぃむしちゅー・上田晋也の大ファンで欠かさず見ていた番組とアピール。まずは、2人を嬉しがらせた。
「真木は最初から最後までノリノリハイテンション。4本撮りのハードスケジュールでお疲れな2人を持ち上げ、喜ばせ、いい気分にさせていました。ざっくばらんで、他人の目を全く気にしないゴーイングマイウェーな日常を率先して暴露していた印象でしたね。芸歴22年の貫禄を感じました」(映画記者)
そんなトークの中で、飛び出したのが、最近ドハマリしている、フリマアプリのメルカリについての「ブチ切れ話」だった。何でも、「1回履いただけの靴(24センチ)」と説明付きで発送したものの、番組収録直前に「私、24cmだけど入りませんでしたから、返品致します」とキャンセルの通知が届いたんだとか。
「太田上田」に呼んでもらって嬉し楽しの有頂天気分が、一気にダウンしたようだ。
「めっちゃ腹立って。本当ムカつく」とブチ切れ、「メルカリの、この顔も名前も分からんこいつに、私の今の時間を使われてたまるか!」と激怒。「携帯バーンやって、もういなかったことにしよう!」と放置したことを打ち明けたのだ。
「メルカリで購入者がキャンセルした際には、返金だの何だのの作業を迅速にやらなければならない。番組出演直前で気持ちがアゲアゲになっている時だけに、気分がダダ下がりして抑えきれなかったんでしょうか。普通の断り文句も『凄い何かイヤな文章』に見えたくらいですからね。でも、携帯をぶん投げるほど激高しますかね。アラフォーのいい大人なんだから、もっと冷静にならなきゃ、と思ってしまいましたよ」(芸能ライター)
なぜここまで真木の怒りは激しかったのか。その“謎”を解く鍵は、真木がメルカリにはまった理由にあったようだ。
「真木によれば、そもそも『金儲けのためにやっているわけではない』とのこと。『ありがとうと言われるのが嬉しくて(やっている)』そうです。『愛をあげて、人々に(コロナ禍での)今のつらさを緩和させてあげてる』のだと熱弁をふるっていました。で、『定価3万くらいのものも1万円くらいで出品する』し、取引完了後24時間以内に梱包、発送するのをモットーにしており、『欲しかったものが安く手に入って、あったかい気持ちになったら嬉しいじゃないですか。その気持ちでやっている』と力説したんです」(テレビ誌記者)
つまり損得勘定抜きで、人の喜ぶ顔見たさに自ら梱包作業に精を出し、感謝のシールを貼る気遣いまでみせているというのだ。人助けという純粋な気持ちに水を差されたということらしい。定価より高く売って儲けるものと口出しした弟と意見が衝突、姉弟喧嘩したほど熱くなったこともぶっちゃけていたが、
「そうは言っても購入者に対して上から目線が過ぎるし、他人の意見は聞かず思い通りにならないとキレる印象が残りましたよ。トンデモ発言が受けてバラエティ番組のお座敷が増えるのかもしれませんが、破天荒キャラがこれ以上目立つと、女優業に差しさわりが出てくるのではないかと心配になりますよ」(前出・芸能ライター)
放談のやりすぎにはご注意を、といったところか。
(塩勢知央)