名作映画のバック突きシーンが、おとなしく寝具の上で終わると思ったら大間違い。場所やシチュエーション、プレイ内容まで趣向を凝らした、変わり種の「変態情交」5選を以下─。
身長183センチの松田優作が、156センチのトランジスタグラマーな風吹ジュンをほしいままにする「蘇える金狼」(79年、東映洋画)は、「インパクトのある情交」が話題を呼び、今なお名シーンとして語り継がれている。
風吹を軽々と抱え、執拗にお椀型の美バストを舐め回し、ダイナミックな駅弁風の体勢にも挑んでいる。
映画関係者も感嘆して、
「『立って後ろから』のシーンは、震えるほどおしゃれ。松田はホテルのルームサービスのスナックを頬張り、ジュースを飲みながらも風吹とずっとつながっていて、ユッサ、ユッサと腰を動かす。風吹もタバコを吹かしながら気だるげにアエぐ。二階堂ふみが稲垣吾郎と演じた『ばるぼら』(20年、イオンエンターテイメント)は、このシーンをオマージュしたのでは」
松田と風吹のこの好演は、後世に影響を与えた「カリスマ的な「立ってバック」艶技と言えるかも。
「皆月」(99年、日活)で“大人のお風呂”の泡姫役に徹して、清純派から一転、体を張ったと話題になったのが吉本多香美だ。奥田瑛二のモノを口に含む驚愕演技を見せたばかりか、チンピラ風情の北村一輝に“ヒップ初体験”を奪われてしまう。
キッチンに手をつかせて強引にモノをねじ込むと、ローション代わりに吉本のヒップに油をかけ、胸を揉みしだきながら強く腰を打ちつける北村。この“サラダ油情交”に吉本は嫌悪に顔を歪めながらも「ああっ!」と絶叫するのだった。
最もアブノーマルな後背位は、男女両性を兼ね備える「両性具有者」を演じた武田久美子の「目を閉じて抱いて」(96年、東北新社)だろう。
「見事な釣り鐘型のバストを揺らし、突かれるだけでなく、自らも突く。高橋和也の下半身に腰を突き上げ、滑らかにピストンするのですが、挿れて、挿れられての“ローテーションバック”が見られるのは同作だけでしょう」(映画関係者)
高岡早紀は「Female 夜の舌先」(05年、東芝エンタテインメント)で魅せた。相手役の俳優と立ったままバックで結合。そのまま前屈みで室内を歩き回る“マッパ徒歩移動バック”の大技を決めたのだ。
「残念ながらバストトップは拝めませんが、常に男と繋がった状態なので『本当に挿入しているのでは』と思わせる臨場感があります」(映画関係者)
近年では浅田美代子が大健闘。実在の詐欺事件に基づいた「エリカ38」(19年、KATSU-do)で45年ぶりに主演を張ると、63歳にして情交シーンを解禁したのだ。
「浅田は詐欺師役で、追い詰められてタイに逃げてイケメン青年と出会う。そして豪華な一軒家で、ただただ“性活”に耽ることに。業が刻まれた熟ボディをひたすらイケメンに抱かせています」(映画関係者)
中でも見どころは、浅田がシミーズ姿で階段の手すりに手をついてヒップを突き出し、後ろから青年が「パンッ! パンッ!」と破裂音を響かせる場面。
「あぁあぁぁぁぁん!」
豪邸中に咆哮が響き渡る大女優の還暦ピストン。なかなかマネのできることではないだろう。
たかがバック、されどバック。この性技の可能性は無限なのだ。