10月11日、漫画史に残る衝撃的な一話が「週刊ヤングマガジン」(講談社)に掲載された。“グレートティーチャー鬼塚”こと鬼塚英吉がついに“チェリーボーイ”を卒業したようなのである。
「鬼塚英吉は反町隆史主演でドラマ化されたことがある漫画『GTO』の主人公。高校生の時は金髪のヤンキーで多くの伝説を残しました。その後、替え玉受験で大学に入学し、社会に出てからは問題だらけの学園に教師として赴任。破天荒な指導方法で生徒を更生させました。そんなグレートな男ですが、チェリーという設定で劇中でも女性未経験であることをからかわれてきました」(漫画誌編集者)
現在は「GTO パラダイス・ロスト」が連載中。鬼塚は悪者にさらわれた同僚の女性教師を救出し、学園にかくまうとボディーガードとして一晩をともに過ごす。周囲の応援もあって、2人は無事に結ばれたようなのである。
「鬼塚が登場したのは90年に連載が始まった『湘南純愛組!』で、“脱チェリー”するまでに実時間で31年もの長い時間がかかったことになります。ここまで引っ張ってきたので、今回も読者は脱チェリーはできないと思っていたようです。初体験成功を匂わせておいて、結局今回もできずじまいになると考えていたみたいですね」(前出・漫画誌編集者)
だが、厳密に言えば、今回も、まだ本当に脱チェリーを達成したとは限らない。漫画に描かれているのはキスシーンまでで、その後のシーンは朝のひとときになっている。鬼塚英吉の脱チェリーは成功したのか。それともまさか、失敗だったのか。今後の展開に注目だ。