ところで、紳助親分はなんと、麻耶のTBS退社にまで影響力を行使しようとしていた形跡がある。
別のTBS関係者が話す。
「紳助は局アナ時代の麻耶に『俺が面倒見たら年収は今の10倍や』と折に触れて聞かせていたといいます。つまり、TBSを辞める際には自分も一枚かみたいという思惑があったんです。ところが、麻耶は09年3月のTBS退社と同時に、『総力報道!THE NEWS』のメインキャスターに据えられ、最初はTBSの専属扱いだった。TBSとしても社運を賭けた報道番組に抜擢するだけに、さすがに紳助の影響力は排除したかったようで、実際、麻耶が紳助の息がかかった事務所に所属するようなこともありませんでした」
今、思えば、麻耶は正しい選択をしたと言えるが、それ以前に、TBS退社当時の麻耶と紳助には、すでに距離ができていたとも言われる。
「紳助さんと麻耶ちゃんが親しい間柄であることは有名な話でした。08年頃だったか、紳助さんと親しかった、とある女性タレントが
『麻耶ちゃんとのこと聞いたよ』と本人にぶつけた。すると紳助さんは『あいつとはもう終わったんや』と告げ、かなり落ち込んだ様子だったといいます」(芸能プロダクション関係者)
05年の恫喝口説きからおよそ3年で、紳助親分の身勝手な不倫騒動にもケリがついていたようだ。
さながら、フリーになる前に麻耶はケジメとして、親分に盃を返上し、過去を清算していたのだろうか。
そして今夏、紳助親分の引退が決まって、2人が〝復縁〟することはもはやなくなったのである。
気苦労の種が一つ減ったからか、現在オンエアされている「ケンタッキーフライドチキン」のCMで麻耶の笑顔ははじけんばかりだ。
「企業秘密」の南蛮だれを右手人さし指に乗せるや、お口に運んで唇でチュパッ。うっとりと目を閉じ、ほっぺをすぼませて吸引する様子は、扇情的にすら見えるのである。紳助などに頼らなくても、独自のセクシーイメチェンで地上波のレギュラーがなくなった苦境も脱することができそうだ。
麻耶の所属事務所に、紳助との不倫関係や密会、過去に電話で恫喝口説きがあったかなど、事実関係を確認したが、担当者が全てを否定した。
「(TBS時代のことも)全て把握しているので、確認するまでもありません」
との回答だった。
いずれにせよ、何でも手に入ると思っていた紳助親分の欲望は、想像以上に果てしなかったようだ。ただし、弱者を弄び続けた分だけ、失うものも人並み以上に大きかった。
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