「オイ! 何で俺が入れねーんだよ!」
恵比寿にある高級キャバクラの入口前で浅黒い男が数人に囲まれていたという。粗暴な感じはあるものの、この時は暴行事件に進展するような気配はなかった。キャバクラ嬢が語る。
「従業員と“黒服”の数名に男性が囲まれていたんです。そうしたら、『何で入れないんだ』って同じような話を繰り返してたんです。どうやらその人、ウチの店を“出禁”になったみたいで」
このキャバクラはとある雑居ビルに店を構えており、六本木の高級店のように、外観からはキラびやかな威圧感は全くない。店内のインテリアも落ち着いていて、一見キャバクラには見えないほどだ。だが、女の子がバツグンにカワイく、洗練されており、事務所に所属するタレントの卵も多く所属している。
そしてその「出禁男」とは、かつて歌舞伎役者・市川海老蔵を恐怖のどん底に陥れた伊藤リオンだったというのだ。
年の瀬のマスコミをにぎわせた「海老蔵暴行事件」からすでに3年。逮捕された伊藤リオンはすでに出所して、再び夜の街に出没する姿がたびたび目撃されているという。
当の海老蔵は父の死去直後は大人しくしていたが、今は夜遊びも完全復活という情報もある。ひょんなところで鉢合わせして‥‥、なんてことにならなければいいのだが──。