「写真撮影はご遠慮くださーい!」
撮影スタッフの必死の呼びかけもむなしく、スマホカメラのシャッター音が鳴り響く。そのレンズの先に写る被写体こそ俳優の佐藤健(32)である。11月下旬に秋晴れのさいたま市某所で、新春放送予定「義母と娘のブルース」(TBS系)のスペシャルドラマの撮影が行われていた。撮影にエキストラとして参加した地元の女子高生が語る。
「朝8時に現地に集合して佐藤健が現れたのは9時くらいだったかな。どこからともなく健君本人が登場したので、友達や周りにいたマダムたちは大はしゃぎ!悪ノリが過ぎる男子たちがスマホのカメラでパシャパシャ撮るもんだから、スタッフさんは止めるのが大変そうでした」
当日参加したエキストラの数はおよそ50人強。演劇部や写真部などに所属する地元の高校生や周辺住民が参加していた。撮影現場には、佐藤の他に上白石萌歌(21)、吉川愛(22)、井之脇海(26)など、主演の綾瀬はるか(36)以外のメインキャストが勢ぞろい。
「豪華な撮影現場でした。ただ、一点だけ気がかりだったのが共演者同士の雰囲気かな~。今回の撮影シーンでは俳優さんたちの待機場所が屋外にもあり、休憩中の様子を拝見することも可能だったんですが、お互いに会話するわけでもなく、それぞれがスマホをいじりながら時間を潰していたんです。連続ドラマから続く2回目の特番の撮影なのに、共演者の仲は案外冷めているのかも…」(前出・女子高生)
別のエキストラ参加50代女性は、現在第二期を放送中の「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート」(フジテレビ系)の撮影風景との違いをこう振り返る。
「『ラジエーションハウス』の現場では、主演の窪田正孝(33)をはじめ、共演者同士がカットがかかるたびにペチャクチャおしゃべりをしていました。座長として場を明るく盛り上げていました。本田翼(29)も広瀬アリス(26)も騒がしい感じで、まるで小学校の授業と授業の間の休み時間みたいでした(笑)」
しかしながら、撮影時期はコロナ感染者数がピークを迎えていた今夏。いささかコロナに対してルーズすぎる気もするが、
「当然、出演者並びにスタッフは全員マスク着用でした。それでも、飛沫感染の可能性は大いにありますよね。みんなの仲が良すぎるのも問題かもしれません」(前出・50代女性)
出演俳優たちのオフショットは撮影現場によって多種多様。シーンと静まり返っていたのは不仲ではなく、感染対策予防の一環だったのかも!?