“ドン・キホーテがAKB48を50億円賠償提訴”なんてニュースの見出しで、ボクのことだと勘違いしたパチンコファンの皆さん! ボクはAKB48に感謝こそすれ、訴えるなんてことは間違ってもありません(笑)。
まさに、ビッグマネーを生むパチンコ業界ならではのニュースと言えそうですが、そのAKB48では、大島優子さんの卒業が6月に正式に決定。いよいよパチンコ台の「AKB48」第2弾のホールデビューも6月が濃厚な気配です。
ただし、同じ京楽の新台「CRキン肉マン」の第2弾がゴールデンウイーク明けにズレ込んだように、リリーススケジュールだけでなく、各メーカーの新台が思ったように売れません。2014年の流行「CRルパン三世」にファンが集結しているからです。
10万台を突破しても、なお増台の続く大人気ぶり。おまけにこの4月から消費税がアップされることになり、節約を余儀なくされるホール経営の一番のムダづかいである「新台入替費用の削減」が徹底されるのは、全国的な流れです。
正直、年末年始からこの春先までは、ルパンの1人勝ちで、他の新台がことごとく大コケしています。ファン以上にホールは本気で怒り心頭のようです。
スロットも、ストックをため込んだ初期出荷分が一定期間爆発して話題を集める努力をしているのだから、パチンコももう少し、ルパン以外の爆発マシンが登場してくれればいいのですが。いちばん望んでいるのはガラガラの新台コーナーに頭を抱えているホール。爆発力──これが一番の悩みです。
消費税アップでゲームセンターやパチンコホールもあれこれ大変なニュースが流れていますが、先日、全国のホールおよび周辺メーカーへのガイドラインが公開されました。
〈4月からも遊技料金は税込み価格〉
現在、税込み料金で設定しているホールが料金を据え置く場合は、料金表示を変更する必要はないという説明がなされ、玉1個、メダル1枚の料金が割り切れない場合は、最少貸出単位の玉数、メダル枚数での表示となります。
例えば「24玉100円」とか「116玉500円」などです。商品提供の時に端数が生じれば、切り上げての交換となりました。
とはいえ、あまり難しく考える必要はありません。3月までは貯玉をしている方たちが、いちばんバタバタと大騒ぎをされていたようですが、4月に入っても今までどおり。ホールで遊んで交換すれば、勝手に消費税アップ分も組み込まれた形で遊べるようになっています。基本的にホールは風営法に沿って、貸玉価格を「税込価格」と表示しろ、という命令が出たと思ってください。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。