年明けのホールの目玉は、何といっても「ぱちんこCR北斗の拳5百裂」です。以前も取り上げましたが、もう一歩踏み込んだ百裂攻略のヒントを出し惜しみせず、ご紹介します。
まず、MAXタイプ「覇者」のつもりで何万円も投資しているファンを見かけます。ですが10~20連は珍しく、2~3連の繰り返しが圧倒的で、75%の継続率は「必殺仕事人お祭りわっしょい」や「コードギアス」に近く、早い引き戻しがないとペロリと出玉を飲まれます。うまく5000~1万発をGETしたら、勝ち逃げを心がけてください。
勝負のポイントは、単発の「百裂ゾーン」の存在。百裂とペイントした百裂ザコキャラが激突して最後にボスを倒せれば、中図柄に百裂図柄が止まって77回の時短に突入します。この時短で当たれば確変の「乱世モード」(ST128回転)に突入するのですが、まるで確変の77回転のようにあっさり当たる台も目立ちます。
もう一つ! 潜伏確変は一切ない百裂ですが、77回の「百裂ゾーン」のあと、128回までの51回転で、よく大当たりします。
新装初日。ガッカリ単発でヤメた台に座ってオスイチ500円! 5回転でレインボー死兆星フラッシュであっさり大当たりしました。“サービス潜伏”じゃないかと思ったほどです。
パチンコは、どの台もガッカリのあとにチャンスあり、調子に乗りすぎるとポッカリ大きな落とし穴にハマるものです。感情が素直すぎてパチンコ台に簡単に振り回される人のいいパチンコファンは、あえてひねくれて、心理戦で攻めていくことをオススメします。まんまとパチンコ台やホールのワナに引っ掛からないようにしてください。
通常時の百裂はルパンに比べると退屈です。毎回転、予告が派手ではないので、MAXタイプを打っているような気になります。AKB48やルパンのように保留変化も頻繁に起きないので、ヤメたくなるはずで、この百裂もちょっと時代遅れの感は否めません。
噂の1時間に1回の「ヒャッハーゾーン」中に、ボクは2度も大当たりを経験しました。保留変化が画面下のミニザコが緑のリンゴや赤のリンゴをドラム缶に投げ入れて変化させます。しかし黄色や緑でもさほどアツくなく、過度の期待は禁物ですよ。
好不調の見極めは「シャッターの開閉が多い」「ストーリー擬似連がラオウやジャギに偏る」「死兆星ランプの赤発光が目立つ」「打ち始めの台枠フラッシュが緑や赤」の台。ただし、ノーマルリーチでも赤フラッシュするのでガッカリしないでください。
「七星ステップアップ」が赤や緑まで発展すると、他のステップアップ系よりはかなりアツく、ボクはジャギSPで当たりました。図柄鼓動予告は1回でもかなり激アツですよ。
狙い目回転数はSammyの40の倍数が目安です。120、160、200回転までの早めの引き戻しと、ハマって400、560、640回転の生き返りを狙ってみましょう。とはいえハマリが浅く、数珠つなぎの波の台が無難です。大ハマリしても、MAXの「覇者」のような爆発生き返りはあまりないので、覚悟しておいてください。
ライトミドルやミドルのSTタイプで、出玉や継続回数がもの足りないのは、MAXタイプとしての爆発や迫力のある連チャンを経験してしまったためです。ミドルのルパン三世(299分の1)のほうが、MAX並みの出玉を見せてくれるので、ルパンの増台や新装が2014年1月の活気を呼んでくれそうです。
315分の1のミドルタイプで出るCR海物語アクアもST100回に注目です。デモ出ししても何をやっても連チャンしないSTタイプが苦手な方にはツライかもしれませんが、“楽しむ心が連チャンを呼ぶ”と信じれば、STスルーもきっと減るはずです。デモ出しをするもしないも、あなたしだいです──なんて、やりすぎ都市伝説みたいになっちゃいました。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
*この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。