元プロ野球選手の野村克也氏(故人)と、その愛弟子の古田敦也氏。野村氏がプロ通算26年間で2901安打を放ったのに対して、古田氏はプロ通算18年間で2097安打。生涯打率は野村氏が「.277」、古田氏は「.294」と、一見、バッターとしては甲乙付け難い成績を残した両氏だが、三冠王に輝いたインパクトの分、野村氏に軍配が上がるだろうか。では、キャッチャーとしてはどっちなのか?
セ・パ4球団を渡り歩き、通算18年間キャッチャーとしてマスクを被り、1979年にはダイヤモンドグラブ賞も受賞した元プロ野球選手・若菜嘉晴氏が、主に広島で活躍した元プロ野球選手・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル〈よしひこチャンネル〉に出演(11月8日付け投稿回)。最強キャッチャーについて言及した。
「この選手には絶対勝てないなって思った捕手っていますか?」このスタッフの質問に、「ボクは1番歴代…キャッチャーで1番スゴイって言うと古田ですよ」と若菜氏。キャッチング、ワンバウンドの処理、ファーストへのカバー、スローイングの肩の強さをトータル的に評価した。
「野村さんより上かな」と古田氏に軍配が上がると語ったのだった。
スローイングの肩の強さ…盗塁阻止率に着目すると、野村氏は自身のキャリアハイが63年の「.524」で、他に5割を上回った年はないが、古田氏は日本プロ野球記録もマークした93年の「.644」をキャリアハイとし、5割を上回ること5回。何をもって最強と評価するかは意見の分かれるところかもしれないが、若菜氏の提言も一理ある。読者諸兄の見解はいかがだろうか…?
(ユーチューブライター・所ひで)