スポーツ

星野監督と野村監督で“真逆”山崎武司を本塁打王に導いた「厳命」とは

 山崎武司氏といえば、中日時代の1996年と、楽天時代の2007年に本塁打王を獲得。セ・パ両球団で本塁打王に輝いたのは、落合博満氏(ロッテ・中日)、タフィ・ローズ氏(近鉄・巨人)に続く3人目の快挙だった。

 その山崎氏が、古田敦也氏のYouTubeチャンネル「フルタの方程式」の、12月7日投稿回に出演。本塁打王獲得時の、中日、楽天でのバッターボックスに立つ心構えが、それぞれの監督の意向により異なっていたことを明かしている。

 中日時代の本塁打王は、星野仙一氏の第2次政権の1年目にあたる。大きく外れたボールを振ると、星野監督は烈火のごとく怒りを飛ばしてきたそうで、そのため山崎氏は本塁打王を獲得した年にも三振数95と2ケタに抑えている。

 一方、楽天時代の本塁打王は、野村克也氏が監督に就任して2年目のこと。当時の山崎氏は「なんでそんなに三振を怖がっとるんや?」と野村監督に問われた上に、「ちゃんと根拠がある三振なら、200三振でも300三振でもしてこい!」とゲキを飛ばされ、本塁打王獲得の一方で142三振を記録している。しかし、108打点で打点王までついてきたのだから、補って余りある功績に違いない。また古田氏いわく、野村監督が古田氏に「三振を良し」とすることは無かったそうで、山崎氏をスラッガーと認めた上でのアドバイスだったことが窺える。

 もっとも、星野監督も当時の山崎氏にはよかれと思ってのアドバイスだったわけで、本塁打王を獲らせたことは事実。両名将の対照的な考えが垣間見えた、見応えのある動画だった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」