プロ野球ではDeNA・牧や広島・栗林など豊作だった新人レース。さて、女子アナ界では新人、さらに2年目の若手はどう成長したのか──。
藤井聡太竜王の4冠獲得に負けじと、将棋界から鳴り物入りで参入したのがフジの竹俣紅アナ(23)。織田氏は太鼓判を押す。
「8月28~29日の『FNSラフ&ミュージック』で、新人3人が総合司会を担当しましたが、タレント実績があるため、同期2人に比べ安定感が高かった。松本人志、中居正広を前に堂々と話すのは、常に何手も先を読む資質でしょうね。今後もステマや男で失敗などないでしょう」
現在、加藤綾子が司会の「Live Newsイット!」でフィールドキャスターを務めているが、仕事ぶりは体当たり的。
「話題の小室圭さんの自宅前で、プレッシャーと小雨に負けず渾身のレポートでした。上層部の評価も高いようです」(織田氏)
同じく1年目では、テレ朝の森山みなみアナ(23)も鳴り物入りの逸材。入社前に「グッド!モーニング」のレギュラーが決まり、歴代最速タイで生放送デビューした。丸山氏が解説する。
「好感度という点では、1年目で一番。愛らしいルックスでありながら、『グッド!モーニング』で見せる姿はクールで報道っぽい面もあるので、ホワッとした新井恵理那との差別化もできていて、うってつけの配置です」
丸山氏は、新人ではもうひとり、TBSの佐々木舞音アナ(23)の名も挙げる。
「1年目では『THE TIME,』という番組的にいちばんいいところをもらいました。上品でルックスはバツグンなので、画面映えはします。まだぎこちなさはありますが、慣れてきた時に男性ファンが増えそうな予感も‥‥」
続いて、2年目の女子アナに目を移そう。かつて2年目の歌手だけを対象とした「金の鳩賞」という音楽祭の一部門があったが、女子アナの「金の鳩賞」に該当するのは?
まず誰もが驚いたのは、10月から「報道ステーション」(テレ朝系)に抜擢された渡辺瑠海アナ(24)だ。丸山氏によれば、
「かなりの快挙だと思います。1年目で『サンデープロジェクト』に抜擢された小川彩佳のようなインパクトのある抜擢劇だったと思います。実力的にはまだまだですが、ほぼ新人ということを考えれば、かなり頑張っている。チャラチャラした感じもしないので、これからキャリアを積み重ねていくことで、けっこう化ける可能性がありそう」
実は、同期の安藤萌々アナ(23)は、渡辺アナより半年早く同じ番組のスポーツキャスターに抜擢されている。番組キャリアは先でも、メインの座で逆転されたライバル心も炸裂しそうだ。
TBSでは昨年、野村萬斎の娘として大注目で入社した野村彩也子アナ(24)が控えている。
「テレ朝の渡辺アナの対抗馬ですね。テレビ出演時の落ち着きというか、安定感は新人離れしている印象があります。10月に始まった『THE TIME,』で報道の実力を見せられるかが今後のカギでしょう」(丸山氏)
ただ、このところ急激に太ったと指摘されることもあり、それが喫緊の課題であろうか。