打てない、守れない、モラルもない‥‥。問題選手がチームの足を引っ張れば、優勝は遠のくばかり。ファンもドッチラケのV逸ナインを総告発する。
扇の要と呼ばれる最重要ポジション、捕手部門で選出されたのは巨人・小林誠司(32)。64試合の出場で打率は9分3厘。今や「打てない捕手」の代名詞となり果てた。
「1割未満なんて論外。どんな球にも対応できる天才バッターじゃないんだから、配球を読まないとね。キャッチャーでしょ? きちんと狙いを定めていけば2割5分は打てますよ。まだピッチャーのほうが打つかもしれません」(角氏)
ちなみにチームメイトの菅野は32打数4安打(打率1割2分5厘)。このままでは正妻の座は遠のくばかり!?
守備難を指摘されたのが西武の森友哉(26)。打率3割9厘と打撃で結果を残すも失策数6はワースト。118試合でスタメンマスクをかぶり、チーム防御率はリーグ最低の3.94で最下位に沈んだ。
「確かにバッティングはすごいですよ。でも守備に秀でた歴代の名捕手を見ると、みな巧打者タイプでしょう。その点、森は強打者タイプで捕手らしくない。バッティングならまだしも、守備で『打てるもんなら打ってみろ』と、博打のようなリードだけはしてほしくない。性格はDH向きかもしれません」(角氏)
さらに、森は12球団でワースト2位となる62もの盗塁を献上した。
「盗塁に関してはピッチャーにも責任が。ピッチャーがモーションを盗まれたら、キャッチャーがいくら強肩でも刺せませんよ」(角氏)
なお、3年ぶり4度目の盗塁王に輝いた西川遥輝(29)は、盗塁死の数でも11でトップタイ。成功率は6割台と安定感に欠けた。
後輩への暴力行為が発覚して無期限出場停止処分を受け、直後の8月20日に巨人へ電撃移籍した中田翔(32)。処分などなかったかのように復帰したことで「暴力ロンダリング」と大ブーイングを浴びることに。
成績は散々で打率は1割5分4厘。日本ハム時代と合わせても2割に届かず、チームは中田の加入後に14勝28敗10分と大きく負け越している。
「今シーズンに限ってはタイミングの取り方に若干のズレが生じているように見えました。そこさえ修整できれば、まだまだチームに貢献できるはずです」
佐藤氏がエールを送れば、角氏もハッパをかける。
「東京ドームのデビュー戦を生で見ましたが、あのスイングはすごい。打率は度外視で4回に1回打てれば御の字。四番は岡本に任せて、最強の七番バッターを目指してほしい」