麒麟・川島明が12月5日、パーソナリティを務める「川島明のねごと」(TBSラジオ)に出演。「M-1」前の芸人の“ピリピリ感”を明かした。
19日に決勝を控えた「M-1」の話題になり、川島は自分が参加していた頃について「年末が近づくと、オレらも千鳥も、笑い飯とか南海キャンディーズも仲悪くなってたもんね」と言い、かつて「M-1」の準決勝の前日に滋賀県野洲市で営業があった時のことを振り返った。
「キャパ1000?もうちょっとあったのかな。若手はそこに営業行けることがうれしくて。1000人ぐらいのお客さんの前で漫才やるってなかったから」と回想。そこには麒麟や笑い飯、千鳥、南海キャンディーズがそろっており、当時、全員が決勝に残らないとヤバい感じだったという。
「持ち時間1人10分やけど、オレらは相談して10分でやらんとこうと。10分でこのネタやったら変なペースになって、次の日の準決勝でオーバーしちゃうかもしれない。申し訳ないけど4分でいこうと。誰にも言わんとショートにして、M-1のテンポでやってしまおうぜと。それぐらい調整してたから」と当時の状況を説明。
「そしたら笑い飯、千鳥、南海キャンディーズも全員その考えだったんです。全員4分で、とてつもないスピードでプレ準決勝をやっちゃった。4組で40分やらなあかんところを16分しかやってない。お客さんが笑う間とかも関係なくダダダダダってやって、24分そのライブが余って、血走った目で全員でジャンケン大会をやった。何も懸かってないただのジャンケンを。しかもこっちもグーしか出さない」と振り返った。
現在、「M-1」決勝進出を決めた9組と、準決勝で敗退し、敗者復活戦に挑む16組は相当ピリついているのだろうか。
(鈴木十朗)