『M-1グランプリ』の後を引き継ぎ、2011年からスタートし今年で3回目を迎えた、今年最も面白い漫才師を決める「THE MANZAI 2013」(フジテレビ)が12月15日に放送され、よしもとクリエイティブエージェンシー所属のウーマンラッシュアワーが王者に決定した。
優勝が決まった瞬間、村本大輔は目を潤ませ、中川パラダイスは「やった~! 優勝やで!」と手放しで喜ぶと、スタジオは祝福ムードに包まれた。
しかし、とあるバラエティ番組ディレクターは冷めた表情で言う。
「決勝に駒を進めたのは、千鳥とNON STYLE。この番組は視聴者も投票できるのですが、それで選ばれたのはNON STYLE。どれも飛び抜けた面白さはなかったように感じましたが、最終的に選ばれはのはウーマンラッシュアワー。実はこれ、当然の結果なんです。なんたって、優勝賞品に『フジテレビの新番組のレギュラー権』が与えられるんですから」
レギュラー番組となれば、確かにNON STYLEは新鮮味に欠けるし、千鳥はすでに『ピカルの定理』に出演し打ち切り済み。残るはウーマンラッシュアワーのみである。
「彼らは今年4月に大阪から東京に進出してきました。要は、よしもとの推しコンビってことです。もし出来レースだとすれば、これほど分かりやすいものはないですよ」(前出・ディレクター)
もう番組名を、『よしもとが売り出したい芸人はコイツだ』に変えたらいかがだろうか。