いくら美人でアナウンス力に定評があっても、トップに上り詰められるとは限らない。毎年恒例のランキングでは、テレビ朝日の人気アナがV3を達成したが、収録の舞台裏でも抜群の好感度を誇っていた。芸能人が激推しする美女アナをリサーチすれば、「ポスト弘中」が急浮上して‥‥。
例年12月の前半にオリコンが発表している「好きな女性アナウンサーランキング」。一昨年、昨年に続いて21年も頂点に立ったのはテレビ朝日・弘中綾香アナ(30)だった。
見事3連覇を成し遂げ、フジテレビ時代の高島彩(42)、日本テレビ・水卜麻美アナ(34)に続くV5と「殿堂入り」も現実味を帯びてきている。
そんな彼女の人気ぶりを支えているのが、共演者からの絶大な信頼だ。弘中アナを知るテレビ関係者が明かす。
「番組での毒舌ぶりや、インタビューで『革命家になりたい』と語る奔放な面ばかりが取り沙汰されますが、それはあくまでも表向きの姿。彼女は画面には決して映らない頑張りで、共演者の心をガッチリと掴んでいるんです」
とりわけ厚い信頼を寄せているのが「激レアさんを連れてきた。」で共演するオードリーの若林正恭(43)だ。弘中アナが舞台裏で見せるプロ根性に若林は感心しきりのようで、
「彼女は収録前日に台本を覚えた後、番組名物の手書きフリップや模型などの小道具を3時間ほどかけて作製。当日は朝早くから打ち合わせとフリップの修正を行ってからリハーサルへ。その後の2本撮りの本番と合わせて、一度の収録に膨大な時間と手間を費やしている。それでも疲れた表情を一切見せない根性を、『プロ中のプロ』と絶賛しています」(テレビ関係者)
彼女の振る舞いに感銘を受けるタレントは多い。
「コロナ前の弘中アナは、共演者に対して収録終わりに必ず両手で握手を求めていた。突拍子もない発言のせいで高飛車なイメージを持たれがちですが、実際はものすごく丁寧な人。タレントから『また一緒に仕事がしたい』と言われる局アナの筆頭格です」(テレビ関係者)
女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏もこう喝破する。
「女子アナに欠かせないのがアナウンサーとしての実力と人間力。好感度には2種類あって、ひとつは視聴者がテレビを見て抱く好感度。そしてもうひとつが、画面には映らないウラの好感度ですね」
給料制の局アナといえども、番組で起用されてナンボの世界だ。
「どこの局も、バラエティー番組に出演するアナはスタッフの指名制。当然、タレントや芸人らからの評判が芳しくなければ、いくら人気があっても自然と淘汰されていくものです」(丸山氏)
ギョーカイ好感度で「女王・弘中」を脅かす後継者候補を探ってみると──。