いかにデジタル化が進もうとも、紙で見る女体は格別だ。グラビア評論家・徳重龍徳氏が見極めた今年の傑作とは─。
ゴマキこと後藤真希の10年ぶりとなる写真集「ramus」(講談社)は、発売前を含め、すでに3度の重版が決定した。ゴマキ自身が「過去イチです!」とコメントするように、肌見せも多い。
ネット上では「想像以上の内容、ゴマキ世代にはたまらない」と絶賛の声が相次いでいる。
同世代の大島由香里は、2月に初の写真集「モノローグ」(講談社)を発売したが、その熟美女の艶が上々の評判だ。
「近年のアナウンサーの写真集では、田中みな実の『Sincerely yours…』(19年、宝島社)と並び、屈指の出来です」
徳重氏は最大級の評価を送る(以下、評価コメントはすべて徳重氏)。
続けて、レオタードや”セミ”で脱いだ状態など、「下品になりすぎない範囲できっちり」肌を見せていることも評価し、その状態で「少し浮かぶ恥じらいがまた艶っぽい。37歳という年齢だからこそできる作品です」とも。
元局アナとしては、鷲見玲奈も8月に初写真集「すみにおけない」(集英社)を発売した。だが、こちらは大きな期待外れに。
「近年のアイドルでもなかなかないほどの超保守的な内容で、ファンをがっかりさせました。テレビでは鷲見さんが大活躍中ですが、写真集では100対0で大島さんに軍配が上がると思います」
通販サイトのレビューでも、その差は歴然。さらに徳重氏が推すのは「だーりお」の愛称で知られる女優・内田理央の「PEACH GIRL」(主婦と生活社)だ。徳重氏によれば、「今年出版された写真集は、とにかく明るく」艶っぽいという。「ここまで見せなくてもと思ってしまうくらい」惜しげもなく売りのヒップを「見せてくれます」とのこと。人気タレントのヒップとなるとT型肌着でとどまる人が多い中、内田は「Oバック」であることを徳重氏は評価。あえてヒップの割れ目がくっきり見える肌着をチョイスするなど、「中途半端なことはしません」と称賛する。
さらに下半身用アンダーウエアのチラっと見え、、“偏愛心”に溢れるカットと男の欲望をそそる写真集だが、もう一歩踏み込んでいる。
「穴のあいたドーナツ」を胸用肌着代わりにすることを例にとり、「まさかのアイデアも飛び出します。これを売れている女優が出すのだから文句なしです」とのことである。
他にも、9年ぶりの写真集「Serina.」(ワニブックス)を発売した芹那も意欲的。ヒップ推しのために6キロ増量し、淫らな面を強調している。ラスト写真集として臨んだ熊田曜子の「39(サンキュー)」(双葉社)も含め、今年は三十代美女の当たり年だったと言えよう。
続いてグラビア部門だが、3馬身リードの勢いでゴールに飛び込んだのが倉科カナの「anan」の表紙&グラビアだ。まず表紙では、大胆な手で先端を隠すカットでFカップ美バストをこれでもかとアピール。さすがデビュー時は「ミスマガジン2006」に選ばれただけあって、豊かなボディの見せ方は群を抜く。
徳重氏によれば、表紙のグローブをつけた手でバスト先端を隠したショットも「素晴らしい」というが、ページを一枚めくると飛び込んでくる艶やかなアンダーウエア姿の数々を評価する。「胸は残しつつ、ジムで鍛えたという締まったボディ」が美しく、マッパにブラウス、胸の渓谷が見えるワンピースと、美バストを「たっぷりと見ることができます」と断言した。
出色なのは、大きめのブラウスを無造作に羽織ったショット。ブラウスの下はノー肌着であり、バストの美しさがくっきりと伝わってきた。
「男女ともに魅了するグラビアですね」
徳重氏の意見に同意。新顔では、NMB48の本郷柚巴が早くも次世代グラビア女王の候補に躍り出た。
「18歳になりグラビアが解禁となった。正直、この子なしに今年のグラビアは語れません」と話す徳重氏によれば、その魅力は、顔よりも大きい圧倒的な爆裂バストなのだという。以前からファンの間では隠れ爆裂バストと言われていたそうだが、「その期待をはるかに超える素晴らしさでした」とのこと。
「胸は大きいですが、体は絞れていて、親しみある丸顔とのアンバランスぶりは男性なら誰でも好きになるはず」
来年は、立て続けに各誌の表紙を飾りそうだ。最後にカレンダー部門では、日本一艶っぽすぎるグラドルの森咲智美が、あの武田久美子のホタテを超える「アサリの胸用肌着」に挑んだ。発売イベントでは、森咲自身が表紙の写真について、艶度が過ぎたため、「Amazonでは掲載NGになってしまったんです」としたうえで、「それぐらいの写真なので、ぜひ楽しんでいただければ」と豪語したものだ。
「日本一」の称号はダテではない。