昨シーズン、2度目の首位打者を獲得し、MLB挑戦を表明したプロ野球選手の鈴木誠也(広島カープ)が、MLBでも活躍した元プロ野球選手・上原浩治氏のYouTubeチャンネル〈上原浩治の雑談魂〉に出演。MLBの挑戦には、あの広島OBの言葉が大きく影響していたことを明かした。
1月12日付け投稿回を観ると、その人とは、広島からMLBに渡り、日米通算20年間で203勝を挙げた、元プロ野球選手の黒田博樹氏だ。
黒田氏が広島に復帰したのは2015年シーズン。
「この狭い中で考えるな。世界を見たらスゴイ選手がいっぱいいる。そういう人を見て頑張りなさい。カープでレギュラーになることが目標じゃなくて、世界で戦える選手に!」との黒田氏の忠告を受け、鈴木は目先ではなく、広い視野で野球が考えられるようになり、MLBを意識するきっかけとなったそうだ。
また、黒田氏は、14年にMLBで打点王に輝いた、マイク・トラウトを例にあげ、その強靭な肉体を見た鈴木は「トラウトになれば、(MLBに)イケる。この体になろう」と考え、ウエイトトレーニングを取り入れた肉体改造に励んだことも明かしている。
黒田氏が日本球界に復帰した15年、鈴木は97試合に出場。58安打、5本塁打、25打点、打率「.275」の成績を残したが、翌16年には、129試合に出場、156安打、29本塁打、95打点、打率「.335」と、飛躍的に向上を遂げている。
鈴木の成績向上、ならびにMLB挑戦は黒田氏効果と言えそうだ。ぜひ、このチャンネルに黒田氏を招き、当時の鈴木の印象なども訊き出して頂きたいものだ。
(ユーチューブライター・所ひで)