スポーツ

「走ってダメなケースはないが…」原監督、あの巨人OBに説いていた“代走論”

 巨人で活躍した元プロ野球選手・鈴木尚広氏は、足のスペシャリスト。通算228盗塁は、柴田勲氏の579盗塁、松本匡史氏の342盗塁に次いで球団史上歴代3位の記録で、うち132盗塁は日本プロ野球における代走での通算盗塁数の日本記録だ。

 先発完投が当然とされた時代から、先発、中継ぎ、抑え…と分業制に至った現代野球のピッチャーにも相通じる、新たな「代走」の概念は、2001年、巨人の新監督に就任した原辰徳監督の発案であった。

 その鈴木氏が、YouTubeチャンネル〈こちら野球放送席〉に出演。原監督の教えとともに、代走の奥の深さを語った。同チャンネルの1月5日付け投稿回〈【全ては勝つため】代走のスペシャリストが原監督から教わった走塁の意味〉でのこと。

 原監督から「好きな時に走っていい」と指示されていたそうだが、好きな時に走って怒られた経験もあったと鈴木氏は振り返った。

 何でも、「走ってダメなケースはないが、アウトになっちゃいけないケースはある」と、原監督は常々口にしていたそうだ。

「盗塁」が目的ではなく、「ホームベースに帰ってくることが仕事」だと鈴木氏は代走を通して理解を深めることができたそうだ。

 ゆえに、盗塁してもセカンドまでしか進めないが、「走る、走る」と見せかけてバッテリーの気を引き、結果、バッターがヒットを打てば、サード、さらにはホームにまで帰って来れるかもしれないと力説。チームの要望として「走ってほしいのと、チームが勝つのはまた別」と、走塁において悟りを開いたかのような名言も飛び出した。走塁ひとつとっても奥が深いことがよくわかった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」