テリー 今はヨガの資格も持ってるんだね。ヨガは何で始めたの?
小田 北海道に住んでいた時、体調を崩しやすくなってしまったんですね。栃木育ちの私には雪の生活がちょっと体にこたえたみたいで。積もると車が出せないので、早い時には朝5時半ぐらいに起きて、どのぐらい雪が積もってるかを確認するんですよ! 1日が除雪から始まるんですね。これがけっこう汗かくんですけど(笑)。
テリー 大変だよね。
小田 それでちょっと体調を崩しがちになった時に友人が「ヨガがいいよ」って勧めてくれて。大手のヨガスタジオに通い始めたら、見事にどはまりしてしまいまして。
テリー 何がそんなによかったの?
小田 最初は1時間のホットヨガだったんですけど、レッスンのあとの爽快感がもう病みつきになりまして。体調の変化も実感として持てたんですね。最初は何となく始めたヨガだったんですけど、もっとヨガの歴史とか起源とかも知識として高めていきたいなっていうのがあって。それで5年くらい前に「RYT200」の資格を取得しました。
テリー 今は誰かに教えてるの?
小田 スクールという定期的な形ではありませんが、個人的な依頼を含めて。これからは企業単位でレッスンとかをできたらいいなと思っています。みんなでやるとより楽しいですからね。
テリー なるほど。今は週にどのぐらいヨガをやってるの?
小田 それは、その時々によるんですけど。ただ、瞑想は毎日やりますね。電車の中とかでも、姿勢を整えれば。
テリー えっ、電車の中でできるんだ。
小田 瞑想に大事なのは姿勢と呼吸なんですね。姿勢を整えて、あとは自分の内側に意識を向けるんです。最初は難しく感じられると思うんですけど、耳をすませて、自分の心臓の音を聞いてみたり、自分が今どういう状態にあるのかということを静かに観察することから始めて。そういう段階を踏んでいくと、雑念みたいなものがなくなって、自分を静かな状態にすることができます。私も全然そんな多くを語れるほどではないんですけど、5分でもしっかり自分と向き合うことができると、すごい効果が感じられるんです。
テリー 自分と向き合うって、姿勢をよくして、心を落ち着かせて、自分に話しかけるんですか。
小田 話しかけるわけじゃないですね。でも、最初は「明日の仕事どうしよう」とか「あれ食べたいな、そういえば冷蔵庫にあれが入ってたな」とか、いろんな雑念が浮かんできます。
テリー そういう時って、僕は意外とマイナスのことを考えちゃうんですよ。「どうしようかな、体調悪いな」「原稿間に合わないな」とかさ。そういうのはどうしたらいいんですか。
小田 ネガティブでもいいんです。「悲しいな」とか「あの人の一言に傷ついたな」とか、いろいろあると思うんですけど、そういう自分を見つめるのが大切です。あるがままの自分を、まずは大きな心で受け入れることが大事なんです。
テリー へぇ、おもしろいな。そういうのを電車とかでやってるんだ。
小田 はい。瞑想はどこでもできるので、お布団の中とかでも。常に時間ができれば、自分につながるみたいなことはやってますね。