「多目的トイレ不貞」でドス黒い性欲を暴露され、年末特番の「笑ってはいけない」シリーズに出演するも、登場シーンはお蔵入りに‥‥。八方塞がり状態だったお笑い芸人がようやくテレビ復帰を飾った。人気女優の妻は不肖の夫をどう支えたのか。ドン底からの逆転人生と年収2億円超の知られざる実態に迫る──。
「大嶋さん」
「児嶋だよ! お前イジるんじゃねえよ、スケベさん!」
「渡部だよ」
「元気ないな!」
渦中のお笑いコンビが定番ネタの進化形を披露したのは2月22日放送の「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ)。相方の児嶋一哉(49)に真っ向から「スケベ」とイジられたのは渡部建(49)である。20年6月に「多目的トイレ不倫」で満天下に赤っ恥を晒して以降、芸能活動を自粛していたが、ようやく芸人として再スタートを切った。
「前週15日放送の復帰回では終始、渡部は謝罪モード。児嶋も『人間性が大嫌い』などと厳しい言葉をぶつけ、まるで公開説教のようでした。放送2回目にしてスタジオに笑いが戻り、番組の注目度が高まったことで、スタッフからも『待った甲斐があった』との声が上がっています」
ひとまず番組関係者は胸をなで下ろすが、さらに水面下で進行中の極秘情報を明かすには、
「キー局での復帰もそう遠くない。というのも、日本テレビのバラエティー班がすでに渡部のVTRを撮っていて、今回の『白黒──』の評判を見てオンエアするか否かを判断する様子。スポンサーと最終調整している段階だと聞いています」
高齢者や障害を抱える人のために設置された多目的トイレ。禁断の場所で不道徳すぎる行為に及んだ代償として、テレビ業界からの永久追放もささやかれていたが、ようやく復活の兆しが見えてきた。そこで、妻で女優の佐々木希(34)に改めて注目が集まっている。
芸能関係者が「トイレ不貞」発覚直後の修羅場を深掘り解説する。
「佐々木は渡部の謝罪を受け入れると、携帯電話を取り上げ、LINEに登録されていた女性全員と連絡を取ったんです。『あなたはどういう関係?』などと問い詰めた。その後、電話帳のデータを引き継ぐことなく、携帯の番号を強制変更。そのため、渡部の新しい番号を知る人はごくわずか。同じ人力舎所属の芸人でも連絡が取れない状況です」
不倫で裏切られ、自身も大きなイメージダウンを被った佐々木だが、別れるという選択肢はなかったのか。
「そもそも佐々木の所属事務所は当初から、渡部との結婚に猛反対。渡部は口が軽く、周囲に佐々木のことをベラベラしゃべっていたようですからね。不倫スキャンダル発覚後は、事務所の上層部が別れるよう説得に動き、渡部も自分から離婚を切り出した。ところが、佐々木は頑なに拒否したんです」(芸能関係者)
とにかく忍の一字で離婚問題に白黒をつけ、早い段階で夫婦の再起を誓ったのだ。