日本テレビを支えてきた桝太一アナが今年3月を持って退社し、フジテレビからも久慈暁子アナと、すでにアナウンサーを卒業していた久代萌美さんが退社を発表。さらにテレビ朝日でも「報道ステーション」で活躍した富川悠太アナが独立することが明らかになっており、いま、民放各局はアナウンサーの退社続出に怯えているという。
「桝アナは研究職への転身ということで厳密にはフリーアナウンサーになるわけではないですが、それにしても急激にアナウンサーが辞めていく現状に歯止めがかかりません。民放各局では、テレビ業界が下火の中で経費削減のためにさまざまな番組でタレントの代わりにアナウンサーを使いたいところ。しかし、アナウンサーたちからしたらどれだけ働いてもさほど給料が上がらない現状に嫌気がさしている。今後もどんどんアナウンサーが辞めていく恐れはあります」(民放関係者)
そんな中で、独立してフリーアナウンサーになることを期待されているのが日テレのエース・水卜麻美アナだ。
「芸能事務所としては、すぐに金になる民放局出身のフリーアナウンサーが欲しい。一方でアナウンサー側は、景気が悪い中でフリーを選ばず一般職を選ぶケースも多い。富川アナもトヨタ自動車への転職が噂されています。そんな事情もあり、フリーアナウンサーの争奪戦が繰り広げられるようになっている。中でも、もっとも稼げると言われるのが日テレの水卜アナです。フリーになればすぐにCM契約も取れるので、初年度から1億円プレイヤーになれると言われている。実際、大手芸能事務所の幹部が会食などを通じて秘密裏にオファーしているといいますが、水卜アナは日テレに残ることで心を決めているようで良い返事はもらえていないようです」(民放関係者)
交渉がまとまらなそうな水卜アナに変わり、多くの芸能事務所が標的にしているのが、テレビ朝日の弘中綾香アナだという。
「弘中アナはフリーになるつもりはない素振りを見せていますが、書籍を発売するなど常に自分の市場価値を計算している。しかも、番組で共演してキャラもかぶっている田中みな実が女優業を本格的に進めることを聞いているので、いまがフリーになる最後のチャンスだとわかっています。実際に弘中アナには芸能事務所がコンタクトを取っていて、中には数千万単位の契約金を払ってもいいと考えている事務所もあるようです」(民放関係者)
局アナでありながら、タレント同様の活躍をしている弘中アナ。フリーに転身する日は、そう遠くない未来のようだ。
(渡邊伸明)