弱冠20歳にして「令和のバラエティー女王」の呼び声も高いのが「めるる」こと生見愛瑠だ。モデル出身タレントのバラエティー番組進出は珍しくないが、佐藤栞里を超える人気が炸裂。しかも大御所芸人がこぞってデレデレになるほどで、果たしてそのモテモテぶりの理由は何か──。
くりっとした大きな瞳に、トレードマークのヘアピン。ひな壇では常に笑顔で、番組中のコメントもどこかトンチンカンな天然キャラぶりを発揮。気づけば、バラエティー番組にCMに引っ張りだこなのが、人気急上昇の生見愛瑠(ぬくみめる・20)だ。芸能記者によれば、
「いわゆる若くてかわいい女性バラエティータレント枠が空いていたことが、めるる躍進の一助になっているんです。かつてはローラ(31)やベッキー(38)、小島瑠璃子(28)やゆきぽよ(25)などが人気番組で大人気でしたが、スキャンダルによって使いづらくなってしまった。独特の個性を持った滝沢カレン(29)も次のステップであるアーティスト活動へと移行中。同じ雑誌のモデル出身だった藤田ニコル(24)やみちょぱ(23)=池田美優=といったギャル系のタレントがバラエティーの第一線を走っていますが、次の最前線として白羽の矢が立ったのが、お嬢さん系のめるるだったんです」
バラエティー芸人が群雄割拠する中、にこるんやみちょぱが鋭いツッコミで存在感を示したのに対し、めるるは食レポで「おいしーい」の一言。衝撃映像に出演者がリアクションをする人気番組「THE突破ファイル」(日本テレビ系)でもVYRを見ながら「すごーい」や「こわーい」だけのオンパレード。ところが、この人畜無害で嫌味のないキャラクターが、10代の女性やおじさま族まで幅広く人気を獲得しているというのだ。
「3月4日発売のファースト写真集『はじまり。』(小学館)は、両親の故郷だという鹿児島で全編撮り下ろした1冊。通常、水着や下着のショットがあるのがお約束ですが、まったくない。パックリ背中が開いているセクシーな黒い服や、背中全開で細い紐が結ばれているだけの華奢なワンピースなど、大胆な衣装に身を包んだ姿も見られますが、本人が微乳を気にして露出には積極的でないというのがその理由とか。しかし、ここまで肌露出が少ない写真集ながら、発売週の売り上げが6000冊というヒットになった。イメージした購買層は女性向けでしたが、蓋を開ければ、おじさま族がこぞって購入。このこともヒットの理由だとか。テレビ局のキャスティングの分析では、彼女はバラエティー枠よりかつての優香のような『癒やし系枠』として重宝されているようです」(グラビア編集者)
佐藤栞里(31)人気の間隙を縫って、めるるも最新の癒やし系タレントとして脚光を浴びているのだ。