お笑いコンビ「笑い飯」(西田幸治、哲夫)が4月2日放送の「おかべろ」(関西テレビ)に出演。番組進行役の「NON STYLE」石田明と、かつて“犬猿の仲”だった時代を振り返った。
若手専門劇場「baseよしもと」に出演していた時代、女性人気の高いノンスタに対し、笑い飯は「クソみたいな芸」「ノンスタの笑いは“カンタン”」などと下に見ていたため、超不仲だったという。
加えて、双方が所属する吉本興業は、ノンスタが一番客を呼んでいるにもかかわらず、笑い飯、千鳥、麒麟を劇場の“トップ組”に据えたため、石田の方は不満を溜め込んでいたとか。
そんな中、劇場メンバーによる花見が開催されたそうで、哲夫は「飲みだして、石田が結構飲んでね。わりと酒グセ荒い時があったんで、気づいたら僕とかいろんな人間の胸ぐらをつかんでるんですよ。『何、何?』と思ってたら、結構怒ってるんですよ、顔見たら。それで、ちっちゃい声なんですけど『なんで笑い飯、千鳥、麒麟ばっかり推されてんねん…』って言うてるんです」と回想。
さらに石田は突然立ち上がり、「なんで笑い飯とかばっかり推されるねん!」と、街灯の柱を素手でガンガン殴り始め、拳が傷だらけになっていたという。
石田はそのとき、千鳥のノブのアゴをつかんでいたとも打ち明け、「大悟さんが怒りはってね。『うちの相方に何してくれてんねん! 相撲で勝負せえ』みたいな。『やったらあ!』って言って。あれ、みんなからは相撲に見えてたと思うんですけど、大悟さん、ちゃんと俺のアバラ殴ってますからね」と、返り討ちに遭っていたことを告白した。
「このエピソードにMCのナイナイ岡村隆史は、『がっぷり四つにいく感じで、ドーン! いかれたんや』と呆れ、哲夫は『酔っ払いがシバかれてるとこちゃんと見ました』と苦笑いでした。今はイクメンで知られる石田がそんなに腐っていた時代があったとは驚きです。吉本芸人がライバル意識でピリピリしていた、最後の世代でしょう」(芸能ライター)
その後、ノンスタも笑い飯もM-1で優勝しているのだから、大したものだ。
(鈴木十朗)