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テリー伊藤対談「山崎武司」(4)今年の野球界はどうなる?

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テリー 今年の中日は谷繁監督、落合GMという体制ですが、これはどうです?

山崎 谷繁監督は兼任ですけど、今の野球はやることが多いので、大変なことを受けたなっていう気がしますね。

テリー 落合さんは名監督だったじゃないですか。谷繁監督にしたら、男優の前でするみたいな気分だと俺なんかは思っちゃうんだけど。

山崎 ハハハハ。

テリー 俺だったらアソコ勃たないような気分になるけど。

山崎 選手がどちらの顔を見て野球をやっているかというのが、少し疑問なんです。契約更改の時の様子を見てると、選手が落合GMの顔色をうかがって動いてるようなところが見えるんで、そうなってしまったらつまらないなと思います。野球選手はそうじゃないっていうことは伝えたいなと思いますね、後輩たちに。

テリー 落合GMはどういう人なんですか。

山崎 うーん。教え方がすごく難しいんです。もっと簡単に教えてやればいいのに、遠回しに理論的に伝えるもんですから、若いヤツはチンプンカンプンになっちゃう。あのくらいの人になると味方も多いですが、敵も多い。ドラゴンズのOBに関しては、ちょっと毛嫌いしているところがあるので。僕も含めてOBのほとんどが“故郷”に帰りにくいっていうのは、ちょっとあるでしょうね。

テリー 今年はどれくらいいけそうですか。

山崎 去年は監督を独りぼっちにさせたために、采配がちょっと乱れてしまったりしたんですけど。

テリー 高木(守道)監督ね。

山崎 それがなければ必ずAクラスに残れるチームなので、首脳陣のブレがないようにして、頑張ってほしいなと思います。

テリー 楽天で一緒にやっていたマー君(田中将大)がヤンキースに行った件はどうですか。

山崎 彼はやってくれると思いますね。15勝以上はいくと思います。

テリー 年末年始に、野村さんにこの対談に出ていただいたんです。その時には「マー君よりもダルビッシュのほうが上じゃないか」とおっしゃってました。山崎さんはどう思いますか。

山崎 ダルビッシュは馬力があるので、メジャーで1年間戦っていける体という部分では強いんですが、野球の技術に関しては、僕は田中のほうが全然上だと思ってます。

テリー 球種とか、そういうことですか。

山崎 はい。ダルビッシュはほぼ2球種で抑えていますが、田中は7球種で、いいボールを持っています。

テリー もし対戦するなら、どっちが打ちにくい?

山崎 僕は断然、田中のほうが打ちにくい。だから田中が故障せずに、1年間ローテーションを守れば、15勝は軽いと思います。

テリー まだちょっと早いんですが、日本の優勝予想はどうでしょう。

山崎 やっぱり巨人、ソフトバンクは戦力がちょっと抜けていますね。ジャイアンツ以外はダンゴ。でも、万年BクラスだったDeNAが意外とおもしろい。台風の目だと思います。

テリー パ・リーグはどうでしょう?

山崎 ソフトバンク以外は、どこが2位から6位になるかわからないんですけど、去年日本一になった楽天は、田中の24勝の穴をどう埋めるかっていうのがあるので、難しいと思います。

テリー 山崎さんの、これからの目標は何ですか。

山崎 僕、野球バカで終わりたくないんです。だからいろんな人と出会って、いろんなことを勉強したいですね。ただ、最後は野球界に戻って、トップになりたいなと思っています。

◆テリーからひと言

 山崎さんは大人にならない分、野球界のしがらみにとらわれないので話がおもしろいです。将来はガキ大将監督になって、大暴れしてください。

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