今まさに「旬の女優」と呼ばれているのがアラサーの岸井ゆきのだ。主演映画「やがて海へと届く」が公開される中、春ドラマ「パンドラの果実」がスタート。さらに、年内公開予定の映画が4本も控えている。“カメレオン女優”の異名を持ち、引く手あまたの演技派は、キスシーンにもかなりこだわりを持っているようで‥‥。
4月23日からスタートするドラマ「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」(日本テレビ系)で、女優の岸井ゆきの(30)は科学界を離れた天才科学者(最上友紀子)を演じる。スポーツ紙記者が話す。
「最愛の妻を亡くし、科学犯罪対策室を創設した警察官僚役のディーン・フジオカ(41)と岸井のコンビが、最先端科学が絡む事件を解明していくドラマです。過去、さまざまな役どころを演じてきた“カメレオン女優”の異名を持つ岸井が、どんな演技を見せるのか、楽しみです」
新ドラマだけではなく、今後の出演映画の役どころも注目の的だ。
「5月20日公開予定の『大河への道』(松竹)は落語家・立川志の輔(68)の創作落語『伊能忠敬物語 大河への道』の映画化。200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描いた作品で、主演の天文学者役の中井貴一(60)や伊能の元妻役の北川景子(35)らとともに“隠密作戦”を展開する下女役で絡みます」(スポーツ紙記者)
さらに6月24日公開予定の映画「神は見返りを求める」(パルコ)と、9月公開予定の「犬も食わねどチャーリーは笑う」(キノフィルムズ)では、それぞれ重要なヒロインを務める。
「前者はムロツヨシ(46)主演で、岸井が演じるのは再生回数が上がらずに悩む底辺ユーチューバー。後者は香取慎吾(45)の妻役で、表向きは仲よし夫婦も、岸井がこっそり投稿していたSNS『旦那デスノート』が波乱を呼ぶコメディー調の作品です」(スポーツ紙記者)
また、2月に行われた第72回ベルリン国際映画祭に出品され、年内の全国公開が予定されている映画「ケイコ 目を澄ませて」(ハピネットファントム・スタジオ)では、耳の聞こえないプロボクサーに挑戦している。
映像プロデューサーの島右近氏によれば、
「1月下旬、ベルリン国際映画祭への出品速報が流れた時に、映画のワンシーンの写真が解禁された。ジムトレーナー役の三浦友和(70)と並んで座っている岸井の強い眼差しがとても印象的でしたね。その時に思い出したのが、NHKの家冨未央プロデューサーの言葉です。岸井が大河ドラマ初出演となった『真田丸』の起用理由について『映画で岸井さんを見た時、スッと刺すような熱い“眼差し”に釘づけになりました』と話していた。今、出演依頼が殺到している理由の1つは、彼女の強烈な目力だと思います」