野球において、野手から援護をもらえる投手と、そうでない投手は何が違うかと問われれば、人格も重要な要素になるようで…。
元巨人・槇原寛己氏のYouTubeチャンネル〈ミスターパーフェクト槙原〉に近鉄、巨人などセ・パ4球団で活躍した石井浩郎氏が出演。石井氏は1989年、ドラフト3位で近鉄に入団しているが、1位指名は野茂英雄氏。ルーキーイヤーから4年連続で最多勝に輝き、メジャーでも「トルネード旋風」を巻き起こしたレジェンドだ。石井氏はその「神対応力」について言及した(4月30日付け投稿回)。
「これぞエース!」と野茂氏を讃える石井氏。例えば、打線の援護なく「0-1」で敗れた試合、野手は投手に謝りに行くそうだが、野茂氏からは「全然大丈夫です。次、頑張りましょう」と励まされたのだとか。また、野手のエラーで野茂氏が敗戦投手となった際、バッテーリーを組んだ光山秀和捕手が野手を愚痴ったところ、「そういうことを言うもんじゃないですよ。みんな一生懸命やってるんですから。次、頑張ればいいんですよ」と諭されたという。石井氏は「光山の3つ下ですよ年齢、野茂は…」と、その人格を称賛したのだった。
これには「野茂さん神対応スゴ」「野茂投手の話はすごい嬉しいし、人格者だから大リーグでも成功したんですね!!良い話でんな!!!」とのコメントも。朴訥としたイメージの野茂氏の、ジーンと感動を呼ぶ秘話だった。
(所ひで/ユーチューブライター)