5月8日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)での、MCを務める関口宏と野球評論家・達川光男氏との「噛み合わないやり取り」の波紋は、いまだ広がり続けている。
物議を醸したのは、同番組のスポーツコーナー「週刊ご意見番」に、達川氏がゲストコメンテーターとして出演した場面。
「達川氏が、MLBカブスの鈴木誠也について『今後の活躍が楽しみ』としながら、エンゼルスの主砲マイク・トラウトの名前を挙げ、両者の打法が違うことから『あの選手の真似だけはやめてほしいですね』としたんです。すると関口は『どういうことですか?』などと達川氏がいくら説明しても腑に落ちない様子で、しまいには『マイク・トラウトって何なんですか?』『だから、どういうところがすごいんですか?』などと質問の一点張り。番組の進行が滞る事態となったんです」(テレビウオッチャー)
その後も、延長戦で完全試合を逃した中日・大野雄大について、達川氏が「お母さんの育て方がよかったと思いますよ」とすると、またもや関口は「何で?」「どうして?」。さらに達川氏が大野と同じく延長で完全試合を逃した過去の例として楽天の西口文也を引き合いに出し、両者の共通点として「『正直の頭(こうべ)に神宿る』『辛抱する木に金がなる』、そんな感じの2人です」とすると、「なんだか意味がよく分かりませんね」と冷めきった反応。これにネット上の視聴者からは《関口は達川が嫌いなのか?》などと戸惑う声が飛び交ったのだ。
「18日の『NEWSポストセブン』では、この騒動について達川氏が取材に応えており、不仲説を否定。『僕が色々と難しい説明をしちゃって、話が長すぎた』と反省しきりでした。そんなことから今度は関口に対し《質問の仕方が大人げない》《自分が理解できないからって、質問を繰り返す…むしろ時間を押したのは関口のせいでは?》などと批判の声が集まっています。ただし一方で、不要論まで飛び出しているのが、張本勲氏を引き継いで“ご意見番”を担当している上原浩治氏。本来はスタジオで関口とゲストの間に立ちバランスを取らなければならない役回りですが、この日はMLBの取材でリモート出演。その前はグリーンカード更新のために渡米するなど、そもそも家族が米国在住のため日米を行ったり来たりで、スタジオ出演もままならない状況。そのため《これなら張さんのほうがよかったわ》といった指摘まで出ているんです」(前出・テレビウオッチャー)
番組名物コーナーの評判が下がりつつあるようだ。