お笑いタレントの土田晃之が、5月18日深夜放送の「アインシュタインの愛シタイン」(MBS)にゲスト出演。かつて出演していた「バイキングMORE」(フジテレビ系)についての不満をブチまけた。
MCの「アインシュタイン」河井ゆずるから「(土田に)お仕事で聞きたいことは?」と水を向けられた相方・稲田直樹は、
「僕はできないなと思うのが、コメンテーターの仕事。大変じゃないのかな…」
これに土田が回答。
「僕は個人的には、コメンテーターをしたつもりは一個もなくて。こないだ終わった『バイキング』という番組があって、たぶんそれに出てたからそう思われがちなんですけど…」
そう前置きしてから、
「俺、オープニングメンバーなんですよ。スタッフが『笑っていいとも!の後番組をやります。ポップな番組をやります』って言って」
これに当時の土田は『ぜひ出させて下さい!』とヤル気満々だったが、しばらくして番組内容が少しずつ変わっていくことに。ニュースや政治、揚げ句は土田が全く興味のない芸能人の不貞までを扱うようになったのだ。ここで土田の不満が漏れた。
「それでも、そこでやめる勇気もないというか、子供も4人いて学費も稼がないといけないんで、何でもやりますって感じで…」
そこで河井が「ただいてたら番組の趣旨がゆっくり変わっていったと」と口にすると、土田は「あんな詐欺ないよ!」とブチまける。
出演時の発言で批判を浴びた経験もあり、かなり辛い思いもしたようである。放送作家が回想する。
「『バイキング』はMCの坂上忍のほか、土田や東国原英夫、おぎやはぎの小木博明、エッセイストの安藤和津など、コメンテーターの発言がたびたび炎上。それが番組のイメージであり、ウリにもなっていました。しかし土田の言うように、番組初期はそうした討論型ではなく、完全バラエティー。当初は出演していたものの、番組内容の変更で去っていったタレントも数多くいましたね」
「バイキング」は「バイキングMORE」と合わせて8年間続いた。突然の終焉の原因は、番組内容の激変だったのかもしれない。