市原悦子から「家政婦は見た」(テレビ朝日系)シリーズを受け継いだ米倉涼子(38)。市原版とは違って、「絶世の美女があえてそれを隠しながら」家政婦としてさまざまな家庭の人間関係をのぞく、というアレンジが話題だ。そんな彼女に、先頃、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」のインタビュー記事に登場し政界進出説が流れる藤原紀香(42)との“共通点”が見られるのだ。
藤原が昨年11月に「赤旗」インタビュー記事で語っていたのは、当時、可決直前だった「秘密保護法案」への反対姿勢だった。
「インタビューは1面と3面にかけて大きく掲載され『知らない間に国の大事なことが決まるなんてことにならないように、ひとりひとりがその事を知り、判断し、意見を出していく。そんな世の中になればいい』などと強く主張。その後、この一件が別の新聞で報じられると『特定の政党に偏ってはいません』と反論したが、実際は所属事務所サイドも大物タレントの藤原の言動を抑えられないでいる状況のようです」(芸能ライター)
ひるがえって米倉だが、最近になって吉瀬美智子(39)から引き継ぎ「東京新聞」の新CMキャラクターとなったのだ。ベテラン芸能記者が指摘する。
「吉瀬の時は、もともとがトーク番組や記者会見で素のキャラを見せる機会が少なく、もっぱら演技している彼女しか見ていないせいか、あまり気になりませんでしたが、CMキャラが米倉になった時は意外な感じでしたね。会見や時にはトーク番組などでも自分の意見を語るイメージの強い彼女が、朝日新聞や毎日新聞とともに秘密保護法、原発再稼働にも明確に反対の姿勢を貫いている東京新聞のCMで、『試してみると面白いよね!』『私は東京新聞!』と力強く語っている様子は、吉瀬の時より格段に個人としても『東京新聞の姿勢に賛成です!』という主張が伝わってくる。所属事務所の中でも大御所の立場であり、元キャンギャル、アラフォーで独身という点も藤原と似ている。藤原に自民党以外の政党から来年の参院選に出馬する噂が流れたように、男女問わずファンという“支持者”も多い米倉も今後候補に浮上する可能性も十分考えられますよ」
そういえば、「家政婦は見た!」や最近のヒット作「ドクターX~外科医・大門未知子~」、松本清張原作ドラマなど、彼女の出演作には、東京新聞と同様のスタンスの朝日新聞と関係の深いテレビ朝日系のドラマが多い気がする、と言うのはうがちすぎか──。