5月27日から劇場公開される「トップガン マーヴェリック」のプロモーションで来日したトム・クルーズ。およそ4年ぶり、24回目の来日を果たしたトムだが、撮影の手法や苦労について「何時間でも延々と語ってしまいます」というほどの熱弁ぶりだった。
それもそのはず、戦闘機のコックピット内に超高性能IMAXカメラを6台搭載し、実際に俳優たちが何度も飛んで、自らがピット内で撮影したという映像が、とんでもなくリアルでド迫力なのだ。
そんな記者会見の模様がYouTubeでリアルタイム生配信されたのだが、会見中に思わずトムが間違えてしまったのが「初来日の時期」。曰く、
「私が初めて日本に来たのは『トップガン』。そして、また『トップガン』の続編でも来ることができて嬉しい」
実はトムの初来日は2004年、映画「コラテラル」のプロモーションのためだった。なんと西武ドームで行われた日本シリーズ、西武対中日の始球式まで務めたのだ。
「そんなトムの勘違い発言を、翌朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)でそのまま放送したのには驚きました」
と話すのは、映画ライターである。
「会見の最後に司会者から訂正があり、『使わないで下さい』との注意があったにもかかわらず、それを無視して流していました。会見では30分もの長い熱弁があったのに、1分足らずのニュースの中で大して使わず、誤情報をあえて切り取るとは…」
バイデン大統領来日のさなか、どうにも「スッキリ」しないニュースとなったのである。