5月29日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)でMCを務めるお笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜の川崎殺傷事件に対するコメントが話題を呼んでいる。
川崎市多摩区で登校中の児童と保護者が死亡した事件報道に対し、番組MCの加藤浩次が「われわれの取材の中でもそうですけど、容疑者がどういう環境だったか調べたり報道したりします。そして被害に遭われた方々、周りの周辺の取材もしたりします。こういった場合、どうしても被害に遭われた方々、周りにいる人達の側に立って話をしたいと思うのね。そこはいちばん傷つけられた側の人々ですから、つらいのはその人達ですもんね」と持論を展開すると、それを受けるように近藤が「私もまったく一緒で、いちばん守られなきゃいけない方々だと思います」と加藤に賛同。さらに、亡くなった小山智史さんの妻が報道陣に対し「取材を控えてください」と伝え、亡くなった栗林華子さんの父親が「後ほどコメントします」と自宅に来た取材陣に話したという記事を読んだと明かし、「それを読んで、信じられなくて。今、そういう状況じゃないっていうは誰もがわかるのに、後ほど答えますっていうことまで言わせてしまう状況がいけないと思いますし、答えなくて大丈夫ですと私は言いたいですし。いちばんそっとしておかないといけない。今、我々ができることは傷つけないということです」と声を震わせ涙をこらえながらも、最後までしっかりと意見を述べた。
「ネット上ではこの時の近藤について『春菜の言うとおり』『この人間性は信用できる』『いつも演技している女優たちが春菜に癒やしを求める気持ちがよくわかった』『NHKが近藤を「土スタ」MCに抜擢した理由はこの倫理観だろうな』など、近藤が唱えたマスコミに対する異論に同意するとともに、近藤の交友関係やMCとして仕事を増やしている理由に納得したという声が続出しているようです」(女性誌記者)
マスコミ側の立場でありながら、ここまで言い切った近藤にエールを贈りたい。