一部ニュースサイトに「打ち切り報道」が出たテレビ朝日のドラマ「未来への10カウント」。主演が金看板の木村拓哉(49)とあって、テレビ局はピリピリムード。果たして何が起こっているのか──。
キムタク主演に加え、相手役がドラマ出演は久しぶりの満島ひかり(36)とあって鳴り物入りでスタート。スポーツ紙テレビ担当記者によれば、
「初回こそ視聴率は11.8%と好調なスタートダッシュでしたが、その後は10.5%、9.9%と第3話で1桁台に突入。その後は10%台に乗せたものの、頭打ちのままドラマは終盤を迎えています」
そうした中、一部のサイトが「10話だった予定のドラマが9話で終了」と報道。これが「打ち切り報道」として、大きな話題となったのだ。テレ朝関係者が局内のピリピリムードを証言する。
「そもそもキムタクドラマといえば、月9の金字塔『ロングバケーション』(フジテレビ系)など平均視聴率が30%台を叩き出したのはいずれも90年代。今期のドラマについては、後輩の二宮和也主演の『マイファミリー』以外は総崩れ。それでもテレビ離れが顕著な中では、ドラマランキングで2位というのは健闘しているほうでしょう。ところが、これに過剰反応したのがテレ朝で、ネット記事の打ち切り説を全否定。ついにはサイトへ抗議したという話もあるほど。噂の打ち消しのために異常な厳戒ぶりです」
それもそのはず、キムタクは今後もテレ朝の屋台骨を支えるキーパーソンだというのだ。
「キムタクといえば、テレ朝では『BG~身辺警護人~』というドラマがシーズン2まで制作され、続編化が望まれている。当初、単発で新作を作る予定がここにきて、木曜9時枠の定番である米倉涼子主演の『ドクターX』がスケジュールの都合で続編が暗礁に乗り上げている。その枠にキムタクが定番化するのではと言われています。キムタクはあまりシリーズ作に積極的には出たがらないのですが、『BG』に関しては評価が高くゴーサインがすでに出ているようで、あとは最終的な条件次第になっています。つまり、条件交渉大詰めのタイミングで、打ち切り報道が独り歩きしてほしくないという局側の配慮があったようです」(前出・テレ朝関係者)
視聴率は落ちても、やはりキムタクに期待するしかないか。