木村拓哉が主演のドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)の最終回が6月9日に放送され、平均視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。瞬間最大視聴率も16.1%と15%超えを果たし、関係者は胸を撫で下ろしているという。
木村の2年ぶりの主演連ドラということもあり、当然ながら注目を浴びたが、フタを開けてみれば、初回から11.8%と暗雲が垂れ込める展開に。第3話で9.9%、第4話で9.6%と急降下し、木村主演の連ドラとしては初めて1ケタ台を刻むという、不名誉な記録まで作ってしまった。テレビ誌ライターが内情を明かす。
「揚げ句に5月23日には『フライデーデジタル』が打ち切り説まで報道。撮影現場のテンションもダダ下がりの状態になったようですが、木村が差し入れなどでスタッフや共演者とのコミュケーションを図り、懸命に盛り上げていたようです。結果、15分拡大の最終回でようやく、全話最高となる及第点を出すことができた。おそらく木村が主演でなければ、目も当てられない数字で終わっていた可能性はありますね」
ただ、その最終回においては他の要素も視聴率アップに貢献したとの見方もあるとして、テレビ誌ライターが続ける。
「最終回が放送された2日前の6月7日、さいたまスーパーアリーナでボクシングの世界バンタム級3団体王座統一戦が行われました。その試合で井上尚弥が衝撃的なTKO勝ちを収めて話題をさらったことが、ボクシングドラマ『未来への─』に少なからず影響を与えたのではないかと思われます」
そんな運を持っている限り、木村の「視聴率男」ぶりは、まだまだ健在なのかもしれない。