日テレ関係者が話す。
「この春以降、桝太一(40)と佐藤義朗(36)が局を去り、6月末には久野静香アナ(33)まで退社する。とりわけ、局の上層部が『日テレ崩壊』とまで危機感を募らせているのが、久野アナの退社です」
19年に離婚していた久野アナだが、今年5月30日に再婚。「結婚のために東京を離れる」との理由で退社を決めたという。
「水卜麻美アナ(35)が入社して以来、ひとりの女子アナも辞めていなかった。局内外で『鉄の結束』と呼ばれていたのですが、ただ『辞めてはいけない雰囲気』があっただけで、実際は待遇への不満やフリー転身の野心を抱く女子アナはいました。ついに久野アナが先陣を切ったことから、女子アナの大量流出が危惧されているんです」(日テレ関係者)
その日テレでフリー転身が近いと目されている女子アナたちを、構成作家が列挙すると‥‥。
「入社時の『ホステスバイト裁判』が尾を引いて冷遇され続けている笹崎里菜アナ(30)が筆頭。元乃木坂46と鳴り物入りで入社したものの、同期の岩田アナほどブレイクしきれない市來玲奈アナ(26)もアブない。絶対的エースの水卜アナにも総合司会を務める『ZIP!』の視聴率不振の責任を取って退社するとの報道も出ているぐらいで、『そして誰もいなくなった』状態になりそうです」
これはある意味、岩田アナにとっては好都合。「次期エース候補」「ポスト水卜アナ」と称されてきたが、若くして「日テレの女王アナ」に君臨できるチャンスと見られる。ところが、日テレ関係者はこう指摘する。
「局内では岩田アナの今後を不安視する声も少なくないんです。ネックとなっているのが『副業問題』。岩田アナは父親が代表である不動産管理会社の役員に名を連ねている。ファミリー企業とはいえ、『報道キャスターは、どの業界とも利害関係を持ってはいけない』という原則によって、彼女に硬派な報道番組を任せることは不可能なんです」
現在、サブMCを務める情報番組「スッキリ」についても「ふさわしくない」との声が局内から上がっているというのだ。
「局が活動を制限させて、岩田アナが居心地悪く感じたら、いつ独立決起に至ってもおかしくありません」(日テレ関係者)
まして岩田アナは、もともとタレントだった経歴がある。「芸能界への未練」が湧き上がることもありえる。
「岩田アナは中学生時代から芸能事務所のスターダストに所属し、岡崎歩美の芸名で活動をしていました。当時は、フジテレビ系ドラマ『ガリレオ』のスピンオフ作品に起用されるなど、女優としても期待のホープだったんです。口に出しませんが『やめなければ、もっと売れたはず』と思わないほうが不自然。実際、岩田アナのもとには、タレント転身を促す声が届いているそうです」(構成作家)
日テレにとっては痛手でも、タレント転身すれば始球式の衣装がよりスケスケになるかも‥‥実に悩ましい問題だ。