名古屋に本拠を構えるアイドルグループSKE48が6月11日、ファンの返金希望に応じるチームSの公演「愛を君に、愛を僕に」を開催。満員の217人のうち6人が全額返金を希望したという。
返金制度は48グループ初の取り組み。ライブでは16曲を披露したが、納得できないファンの意思表示に、リーダーの松本慈子は悔しさをにじませていたという。
だが、アイドル関係者は、
「返金企画は苦肉の策とも言えますが、話題になっただけまだマシと思うしかないのでは」
その理由として、圧倒的な露出不足を指摘したのだ。
「08年のオープニングメンバーで、絶対的な地位を誇った松井珠理奈が昨年、グループを卒業。今年4月からは、体調不良で休養しています。バラエティー番組やドラマに単独出演するなど活躍する須田亜香里も30歳になり、今年9月限りでのグループ卒業を公表したばかりです。さらには、AKB48から入り、SKE48でも活動した大場美奈も今春に卒業するなど、看板メンバーがここ1年ほどで次々と抜けています。そのため東海地区ではメディア露出があっても、なかなか全国区に出られない。早く次代のスターを育てないと、ローカルアイドルへと尻すぼみの道を辿ってしまう」
ちなみに暴露系ユーチューバー「ガーシー」こと東谷義和氏は以前、坂道系のアイドルの中でもSKE48のメンバーについて「真面目な子が多い」と評している。だが、真面目キャラだけで生き抜けない芸能界で、次はどんな一手を打つのか。