2年もの間、ファンが待ち望んできたドラマ「西村京太郎トラベルミステリー十津川警部」(テレビ朝日系)の最新作がついに登場する。主役の十津川警部を演じる高橋英樹が、6月11日のブログで明らかにした。
その前に、十津川警部の最新作がどれほど待たれてきたのか、テレビ誌ライターが語ったところによると、
「十津川警部シリーズは81年に三橋達也が主演でスタート。00年の第34作から高橋主演になり、これまでに全72作品を数えています。2時間ドラマ不遇の時代を迎え、放送されていた『土曜ワイド劇場』(テレビ朝日系)がなくってからも、放送枠を変えて続きました。ところが20年7月の第72作で『十津川警部のラストラン』なるタイトルがつけられ、まるで最終回のような内容でした。そのまま2年にわたって新作が登場しなかったので、本当に終わりではないかと言われてきたんです」
そんな状況だっただけに、新作に対するファンの気持ちは強まるばかりで、
「熱心なファンは、高橋がブログで『ドラマのクランクインが始まります』という主旨の投稿をすると、十津川の最新作に違いないと沸き立ちました。それが別のドラマとわかった時は…。でもついに、十津川の最新作の撮影が始まったんです」(前出・テレビ誌ライター)
6月11のブログ「本日あのクランクインです!」で高橋は「主演ドラマのクランクインです」とコメント。「このヘアスタイルでお分かりかな!?そうそう!あのドラマです」と続けたのだ。ドラマライターが断じる。
「あの髪型にあのスーツはもう、十津川で間違いありません。しかもこの文章の最後には、新幹線の先頭車両の絵文字がつけられている。その点から考えても、十津川で確定です」
さらに6月12日のブログでは、村川透監督との並びショットを公開。言うまでもなく村川監督は、十津川警部シリーズのメガホンを執っている。
ファンの喜ぶ声が聞こえてきそうだ。