米メジャーリーグ・パドレス傘下3Aエルパソの秋山翔吾が退団した。今後は米国内で新たな移籍先を探す。
秋山は西武から19年オフに海外FA権を行使してシンシナティ・レッズと3年契約を結んだが、2シーズンで出場したのは142試合止まり。打率2割2分4厘、21打点に終わった。
今年の開幕前にレッズから戦力外を受けて、5月にエルパソ入りしたばかり。ここでは16試合出場で打率3割4分3厘、3本塁打。今回は元々、5月から6月15日までの判断でその後の契約が変わると、あらかじめ本人に通告されていたという。
メジャー関係者が言う。
「レッズを退団した時点で、日本球界では西武をはじめとする数球団が注視していましたが、結局、アメリカで再挑戦したいという意思を尊重して手を引いていた。今回も現地に残って、たとえ厳しい契約だとしても、メジャーに向けて這い上がる覚悟があるかどうか。日本球界復帰に方針を変えるなら、獲得球団が現れるかもしれない」
その場合の候補は古巣の西武を中心に、
「複数の在京球団が狙ってくるだろう」(パ・リーグ関係者)
首位打者1回、パ・リーグ最多安打タイトル4回と、稀代のヒットメーカーとして知られる秋山。夢か現実か、決断の時が迫っている。