かつて壇蜜や遠野なぎ子も働いていたエロカワ制服の老舗「アンナミラーズ」最後の店舗である高輪店が今年8月いっぱいで閉店する。
アンナミラーズを経営する井村屋は公式サイトで、これからもアンナミラーズのパイは通販サイトから購入できると告知しているのだが…。
「わかってないなぁ」
このひと言に尽きる、と話すのは、アンナミラーズの長年の愛好者である。
なにしろ閉店のニュースが報じられるや、ネットオークションやフリマアプリの「アンナミラーズ風制服」が、軒並み完売しているのだ。
アンナミラーズはその後のメイド喫茶に影響を与えたとの説もあるが、今もなお、ロケットのようにバストが突き出た制服は、絶大的な人気を誇っている。
アメリカンカントリースタイルのソファー席で、パイやハワイアンフードをつつき、可愛い店員を眺めながら、おかわり自由のコーヒーを飲んで、まったりした時間を過ごす。これがアンナミラーズの最大の魅力だ。
閉店発表前、一組のカップルが入店待ちしている程度には盛況だったが、高輪店閉店のニュースが6月14日に報じられてからというもの、ビル一階にまで続く長蛇の列ができている。
実際、今回の閉店は業績不振ではなく、取り壊しが始まった旧パシフィックホテルなど品川駅前の再開発で、アンナミラーズが入るウイング高輪の営業終了によるものなのだ。
井村屋の公式発表では、高輪店と同等の集客が見込める立地候補を検討中だと、今後に含みを持たせている。
アンナミラーズの火を消してはいけない。