「ちょっと言いたいことがあるので生配信します」
エイベックスの松浦勝人会長が6月23日に自身のYouTubeチャンネル〈松浦勝人【max matsuura】〉で生配信を行い、冒頭のタイトルで一部報道に真っ向から噛みついた。
松浦氏は6月19日の生配信で「レースクイーンは全員ブス」「深田恭子はババア」「北川景子はどこかいじっている」など、女性タレントの実名を挙げて、本人が言うところの「バカ正直な感想」を羅列していた。
これに対し、「デイリー新潮」が「女性蔑視」、あるいは「朝日新聞」が「職業の侮蔑」となどと批判。
松浦氏はこの報道に納得がいかなかったようで、今回の配信では両誌紙を一刀両断。芸能関係者は、
「松浦氏の主張は、視聴者のコメントに自分の感想を言っただけで女性蔑視はしていない、というもの。もし傷付いた人がいるなら謝らないこともないとしながらも、あくまで『悪意ある切り取りをやられた』と主張しています。さらには開き直ったかのように『向かない』を繰り返し、YouTubeチャンネルの休止も示唆していました」
これを受け、動画のコメント欄には、
「やだ!やめないで!!面白いのに、せっかく毎日の寝る前の楽しみなのにしょーもないネット記事無視してください」
「マスコミがどう書こうがどうでもよくないですか。会長さまみたいに楽しい方はなかなか居ません」
「裏表ないからそこがいいんですよね」
などと「信者」からの擁護発言が目立っていた。
その一方で、松浦氏の「切り取り」との主張には首をかしげる人も多く、ネット掲示板では、
「これ切り取りの意味違うだろ」
「切り取りの意味わかってなくて笑うしかない」
「捏造されたならまだしもそのワード言った時点で事実だし」
「切り取り擁護って問題発言の前後を繋げたら問題なかったってことだと思うけど、それやっても今回の発言に何の違いもなく、アウトなんだが」
との失笑も聞こえてくるのだった。芸能ライターが言う。
「一般的に『切り取り』とは、都合の悪いところをカットして、意図しない発言に加工された時に使われます。今回は発言をそのまま文字起こししただけで、内容をねじ曲げたわけではない。松浦氏の反論にはいささか無理がありますね。質問に正直に答えたら何でもいいわけではありませんし、正直に答えたというのなら、それは本音ということでもある。そもそも上場企業の重役がYouTubeを使って悪口を言っている時点で、問題があるように思いますが…」
「舌禍事件」はまた新たな展開を迎えるのか──。