エイベックスの松浦勝人会長が自身のYouTube番組で、深田恭子や北川景子など人気女性タレント約20人の実名を挙げながら「ブス」「ババア」などと蔑視発言を繰り返したと、6月22日に「デイリー新潮」で報じられた。これに対し、「東証一部上場企業の会長としてあるまじき発言」として、怒りの声が噴出している。
「デイリー新潮」によると、松浦会長は6月19日の生配信で「今日は酔っ払っていません」と断りを入れた上で、深田について「深キョンはもうババアだろ」。北川にも「どっかいじったのか知らんけど、それから全然かわいいと思わねーなあ」などと口汚く斬り捨ててみせたのだ。一般人の居酒屋トークだとしてもドン引き必至だが、なにしろ社会的立場のある人物の発言。Yahooのコメント欄が荒れまくり、閉鎖される事態となった。芸能プロ関係者も、憤りを隠さない。
「深田が所属するホリプロも、北川のスターダストプロモーションも、事務所の大事な看板女優を罵倒され、黙っていないでしょう。侮辱罪などで訴訟を起こしても勝てるレベルではないか。もっとも、松浦会長は示談で決着するにせよ、訴訟沙汰になるにせよ、金銭的には余裕があるから怖くないのかもしれませんが…」
市場も大勢に影響はない、と判断したのか、エイベックスの株価にさほど変化は見られず。報道翌日の23日、日経平均が上昇している影響もあろうが、1円下げで終わっている。
「いえ、よく見ると朝イチの出来高が大きいので、手放した株主は多くいたと思われます。やはり信用は大切。影響は今後、出てくるのではないでしょうか。なぜなら、エイベックスとぜひ一緒に仕事をしていきたい、と考える事務所やテレビ局が減っていくかもしれず、社員の士気だって上がらないでしょう。それらがエイベックスの今後の業績に影響しないとはいえませんからね」(テレビ制作会社スタッフ)
松浦会長の暴言は、わざと株価を下げるような発言ともいえる。狙いは何なのか──。